最近よく見る某携帯電話のCM、美しい空港(だったっけ)で美しい母親が、これまた奇麗な可愛い赤ちゃんが愚図るところにヘッドフォンをすると、美しい音色に泣き止んだ赤ちゃんはやがてすやすやというCM。
これはかなり薄氷を踏んでクライアントに提案して実現したCMだと思うな。これを流すことによって実際の母親が強烈な違和感を感じることを分かっていて、でもターゲットユーザーはもっと若年層だからこのレベルに「それだけ奇麗な音」というコミュニケーションを仕掛けている。可愛い赤ん坊というアイコンを効果的に使ってね。でも「赤ん坊にヘッドフォン」を使って音楽を聞かせることは絶対にダメという根拠はない。ただ母親の本能的な勘が「それはダメだ!」と見たら即座に嫌悪感を引き起こす。少なくとも私はそうでした。
やっぱりこれはクレームがついて、別バージョンがいつ流れるんだろうと毎回見るたびに思ってしまう。見るからに直球の表現で不快なCMのほうがまだマシだと広告代理店で働くもののはしくれとして思ってしまいます。奇麗な表現にくるまれたその行動に、異論を唱える人は制作サイド、クライアントサイドにはいなかったんだろうか・・・
こんにちは。
実はあのCMをはじめて見た時から、違和感を感じていました。胎教でクラッシック音楽を聴くのが良いとか、生まれてからもかなり小さな音量でピッチのしっかりしたクラッシック音楽を聴かせるのがよい・・・などは聞いたことがありますが、携帯電話にヘッドホンを着けて・・・というあの状況は、子供がまだいない私にもかなり不自然。
日本ってCMパッシングがまだ甘い国なんだと思いましたね。
カフェさんお久しぶりです。たまに携帯から覗かせてもらってます。このCM、今使っている携帯解約しようかって思う程嫌いです。このCMで初めて「赤ちゃんをあやす母親」ってのを見た子達が、「赤ちゃんをあやすのに使える」という刷り込みをされ、大人になって育児をする時が来るのが凄く怖いです。。ってここまで考えるのって極端ですか?最初見た時、あのきれいなお母さんが次にする行動の予想がつきませんでした。そういう「予想のつかない」CMって斬新だとは思うんですけど、アレは二度と見たくないです。。
はじめまして!
私も、初めて見た時にハァ〜?!(怒)と思い、
以後、嫌いなCMになりました。
動物たちのことだったら動物愛護団体が、障害者のことだったら障害者団体が
クレームをつけるのに、こういった類のはどこも反応しなかったのでしょうか??
育児に対しては、本当に人それぞれだから、
アレを見て本当に赤ちゃんにヘッドフォンを試したお母さんはいるでしょうね・・。
どうなんでしょ。
>のりこさん
あれを不自然と思う人がいる一方で、不自然とは思わない人も存在するのだなと思うと怖くなります。ヘッドフォンで音楽を聞かせるという事自体の是非よりも、赤ん坊が愚図った時に悠然と何の疑問もなくあの行動に出るという流れが嫌ですねえ。なんだか奇麗に作れば何してもいい、人の注意を引けばいいという薄っぺらいCMだと思います。いや多分1ヶ月も持たないと個人的には思うのですが。多分用意周到にそのあたりの差し替え素材も作っているんだろうと思うと余計腹が立つ、ってのが正直な感想です。
>ゆりこさん
お元気ですか?最近そちらを覗いてはほっとしていますよ〜。いやゆりこさんの反応が、実際赤ちゃんを育てている人の意見の大多数だと思います。でも商品を売るターゲットはほとんどこういう層とはクロスしないので敢えて確信犯的にこういう手法を使ったのだとすれば(多分そうだと思う。)、余計許せないという感じだなあ。「何考えてんねん、あほちゃうか」って感じですね(笑)。
>なお。さん
はじめまして!コメントありがとうございます。コメントの返事を自分で書いているうちにどんどん怒りの本音が出てきてしまってます。えーとですね。安直すぎるんですよね。赤ん坊が泣き止むというところにたどり着くまでが奇麗ごとというかね。きっとクレーム入っているんではないでしょうか。ぶつぶつ。多分同じことをする人は私もいると思います。そういう意味ではCMと言えども、ぎりぎりの超えてはならない表現というのはよくよく吟味されるべきとは思うんですけどね。
余談ですけど、ダンナにその話をしてみたら、ダンナ曰く「某家電でサルがウオークマン(某家電に伏せる意味なし?)聞かされてるのだって違和感あったぞ」みたいな発言が。うん、確かにそう言われてみればそうかもなあと。でも嫌悪感まではいかなかったもんなあ。
私も、びっくりでした。
いまでこそ、大音量で聴いてますが母親に禁止されていたため高校入るまでは持ってもいませんでした。
高校に入る直前に姉にウォークマンを借りて音の聞こえ方に違和感があったのを覚えています。
音量もそうだけど、音の聞こえ方にも小さいころからヘッドフォンで聴くというのはよくないんじゃないかなぁと思います。姪にもヘッドフォンでは聴かせないし。
あれって子供にタバコ吸わせるのと変わんないと感じます。
>Ceptreさん
ああ、そうですよね。タバコ吸わせるという線上の上に確かにありますよねえ。でもかなりこの件は気になってググってみたりしてたんだけど、やっぱり「今度ためしてみよっと」とか「赤ちゃんかわいいい〜」とかいう意見も、違和感を感じる人たちがいるのと同じようにいるんですよね。自分の立場上ではそんなことあたりまえだろうと思っていていても、実際は世の中すべてがそうじゃないということをまざまざと知るというか・・・複雑ですね。
このCMまだ見てないんですけど、そもそもケータイCMに子供を出すこと自体おかしいんじゃないかと思いますね。ましてや赤ちゃんとは・・・脳が揺れるぞ。
はっきりしたことはわからんとはいえ、実害があるかどうかグレーなものはできるだけ避けるべき。ケータイキャリアも儲けてるんだからもちょい社会性も意識してほしいなぁ。
直接は関係ないけど、子供とケータイの話というわけでTBもさせていただきました。ではでは。
遅くなりました!「日本子育て委員会」さま。なんだか「はは〜」と平伏したくなる
ハンドルのような(笑)。
確かにそのほかのCMを見ていると、かなり社会的なものを意識してかつ高品質なものを作っているような気がするんですけどね。どうしてこれだけ?という感じですね。
最近この「企業広告」バージョンが違うのに切り替わってきたみたいなのでちょっとほっとしてます。
初めまして。
あのCMは誤解を与える表現が含まれていると思っています。JRO とか公正取引委員会が出てきても可笑しくないレベルです。
携帯電話は脳に障害を与えると言われています。知人からの情報ですが、実際に某通信関係のビル内では携帯電話が使えません。屋内中継器が設置されていないのです。機器類に障害を与えるからかと思いきや、脳に障害が出るからと明言したそうです。
当該CMですが、大人ならまだしも赤ちゃんの頭の近くで携帯電話を使用しており、安全であるかのような事実誤認を与えてしまいます。しかも音楽で美しい場面に仕上がっており、全体から安らぎとか癒しとかいったイメージを与えかねません。
若いお母さんがこのCMを真似して、赤ちゃんの頭の近くで携帯電話を使ったらどうでしょう?恐ろしいことです。
問題を公表しないのは、企業の常ですが、あんな危険行為を流布する企業の体質、神経を疑ってしまいます。