次の日、午前中はゆりかもめに乗り、汐溜やお台場を横目で見つつスポンサーがらみの仕事会場へ。もともと私は汐溜の某局の担当だったのだけどとうとうここには来れなかったなあ。何とはなしにその頃の知人はどうしているかとぼんやり考える。

ここでアテンドした、とある出版社の取締役の女性はなかなか凄かった。ざっくばらんで部下にも愛されていることがまざまざと分かるチャーミングさ、某局からいきなり３０中盤で出向になりいきなり雑誌編集長、書籍編集長を歴任し、現場を踏まなかったにもかかわらず書籍時代には、誰もが知っている書籍を大ヒットさせて現在営業の取締役である。結局人の上に立つ才能、何かを見極めて成功させる勘があるという才能は、どのジャンルにスライドしても通用するってことなんだなあと。確かに会話の端々で彼女は「きっと部下を認めて、そして使うことに長けているんだろうなあ」と思わせられる場面が多かった。なかなかこういうパワーウーマンに会う機会はないからいい勉強になりました。

午後からは神保町あたりでいろいろと。このあたりの雰囲気は独特ですねえ。お昼を古い洋食屋で上長と食べたのだけど、リタイアしたいかにも本好きという年配の方と、若い学生が混在する摩訶不思議な雰囲気でした。本好きの集まる街、人生で初めて足を踏み入れました。

夜帰ると、ぐりぐら玄関までお出迎え。ぐらは落ち着いていたらしくお土産の東京のお菓子「ごまたまご」を頬張って私と乗った新幹線の型の話をしたり。ぐりはまだまだ３歳前だよなあ。膝に乗ったまま離れなかったです。