今日は前々からぐらと約束していた「ポーラー・エクスプレス」を観に行く。予定ではぐらと私が観ている２時間弱の間、ダンナとぐりは隣接してるショッピングモールでぶらぶらということになっていた。でもシネコンに行ったのが運のつきで、同じ映画館内で「Ｍrインクレディブル」と「ハウルの動く城」が一緒にやっていたわけです。そしてしばし考えていたぐら、私に「ぐら、お母さんと一緒に「ハウルの動く城」が観たい〜」と言い出した訳です。ふうう。

私は今日は「ポーラー」がどうしても観たいので譲る気はない。妥協して「ハウル」という線は私個人として意固地なようだけどあり得ない訳なんです。で、ダンナは「ハウル」だったら観てもいいという感じだったので「ダンナとハウルを観る」か「私とポーラーを観る」かをぐらに迫ったんであります。ぐら、不満げながらも「ハウル・ダンナ」を選択。まあ「すべて思う通りには行かない場合、妥協、というより選択して自分で納得が必要」という局面もこれから大事になってくることだしね。

そしてぐり、計らずも２歳半にして映画館デビュー。とほほほ。ただお昼過ぎの回だし、お腹いっぱいハンバーグを食べた後だし寝るだろうという楽観的私の読みに反して、全部通して私の膝の上で静かに観ていました。最後のサンタクロースの出てくるところでは「サンタさんでてきたよ〜」「プレゼントだよ〜」とか小さな声で喋ってた。梅小路での「機関車きらい〜怖い〜」から考えるとなかなか頑張ったよなあ。

映画はというと素直に楽しめました。静謐な絵本の映像はそのままにかなりスピード感感じられる映画で、どっちかと言えば男の子向けかなあ。だからぐらと観たかったのにさ。シンプルなストーリーも良かったけど幻想的な風景がかなり良かった。大画面にいい音響で聞くってのはやっぱり違う。しかし映画館は小さい部屋が割り振られていてかなり空いていた。興行的にはちょっとツライんだろうなあ。いい映画なのに。あとどの登場人物でもふとした角度や表情の時にトム・ハンクスを思い出しちゃいました。まあ彼がトレースの元だから当たり前といえばあたりまえだけど。ついでに同じところでやっていた「ターミナル」観たかったんだけどな。さすがにこれは子どもとは無理でしょう。あとジェットコースター式に主人公が疾走する列車の上をスキーで滑り降りるシーンで、スキーの気持ち良さ、というかあの速度のリアルな気持ち良さを思い出し・・・スキー行きたくなりましたです。

映画終わった後に、まだ興奮で顔や紅潮しているぐらに「ハウル」の話を聞いたら「火の玉飛び出したらな〜ハウルの動く城がな〜バキバキバキ〜って壊れるねんで〜」ってそれじゃさっぱり筋わかんないんですけど（笑）