最近、ぐらがよく私に言う言葉、「おかあさんはおっちょこちょいやからなあ・・・」「おかあさんはうっかりさんやからなあ・・・」(ここで少しため息)。
まあ確かに保育園へ忘れ物多いし、もともと「サザエさん的」性格の私なのでありますが・・・5歳前のコドモに言われると「そうかな、そんなに頼りないかな?」とちょっと自問自答してしまう。いろいろ考えてみるに実際の行動ではなくて、どうやら毎日の彼とのやりとりの中で多分そういう評価が形成されてきたのではないか、なんて。例えばぐらが何か出来なくて悔しがっていたりするときに「そんなの、はじめから巧くできる人なんていないって。おかあさんの小さい時だってこれこれしかじか・・・」みたいな感じで失敗体験、うっかり体験を彼の前で披露することが多かった。そうだ、きっとそれだ。
というわけで弱みも人間味も全開の親になるんだろうなあ。ちなみに私の母は弱みをいっさい見せない気丈な人だった。それでも私が小さい頃は、小さいコドモにとっては親は絶対というところもあり非常にコミュニケーションも良好だったけど、私と妹がある程度大きくなるとその「弱みを見せないことによって立派な親であり続けようとする」ことに疲れた母がいたりして、そばでそれを見るのはやはり多感な時期だったこともありいろいろ辛かった。すでにその轍を踏まないようにしようとする自分を発見してちょっと愕然とした訳です。結局良いも悪いも親の影響をこうして一生引きずっていくんだろうなあ。
だからといっていわゆる「友達」親子になる気はないんですけどね。立ち位置模索中です。
余談だけど、最近「ポケモン」にハマりだしたぐら、私に沢山いるポケモンの名前を覚えさせることに情熱を傾けている。「はい、おかあさんこれは?」と毎日テスト。はじめは「わからない〜」とのらりくらりと逃げていた私もあまりの情熱、もといしつこさ(笑)にテレビは見ずとも彼のレクチャーで名前を言えるようになってきた。このあたりはまったくの親子逆転状態だな。