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  2005-02-27 ‖Sun‖   

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  アンジェラの灰

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月曜日に3本続けて見たDVD、2本目は「アンジェラの灰」フランク・マコートの小説の映画化。作者の自叙伝みたいなものでアイルランドに住む極貧の家族に生まれた主人公が、それはそれは悲惨なのだけど日常を力強く生き抜く姿をユーモアを織り交ぜながら描いた映画。でもレビューにも書いてあるとおり、アンジェラというのは主人公の母親の名前になるのだけどその灰がでてくるまでのストーリーは追ってません。本に続編があるらしい。

理想を掲げながら酒に溺れる父親、そして極貧を生き抜く母親、沢山の子どもたち。主人公の下にいるの天使のように可愛い双子が病気で死んでしまう。アイルランドのどんよりとした天気、雨で湿気ている灰色の石造りの街。でも悲嘆一色で塗りつぶされている訳ではなくて、子どもって力強いよなあと数々の場面で思わせられる「くすっ」と笑ってしまう成長の日常の積み重ねという感じの映画だった。

2時間半だったけどなかなか飽きずに楽しめました。「ニュー・シネマ・パラダイス」の主人公の子どもの頃とか、アッバス・キアロスタミの映画にでてくる子どもたちの雰囲気があるかな。しかし、自分のこどもを見ていても思うけど親が思う以上に子どもって生きることに逞しい。精神的に傷ついても親に裏切られても、自分が悪いことをしても生き抜こうという意欲の固まりは頼もしい限りです。


llcafell at 02.27

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