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  2005-02-28 ‖Mon‖   

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  春にして君を想う

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子どもの生き生きとした姿を見た後は一転、月曜鑑賞最後の一本はこれ「ミッシング・エンジェル/春にして君を想う」しかしこの日本語の題名はいったいぜんたいなんなんですかね〜。原題は「チルドレン オブ ネイチャー」この題名では客は呼べないってこと?映画の邦題はまだまだ向上の余地ありですね〜。

こちらは老人が自分の思い出の故郷を見るべく老人ホームをジープを盗んで逃走し、ひたすらアイスランドの雄大な自然の中をひた走るロード・ムービー。「ハリーとトント」も老人と猫のロードムービーでこちらはユーモアも溢れていたけど、この映画はユーモアも存在が薄れる程美しい雄大な景色に望郷というか、寂寥をそそられます。人生の末路。年老いた初恋の人はさまよい出た海で静かに生涯を終える。その骸を自分で木を削りだして作った棺の中に入れ緑したたる平原に埋めて、主人公の老人は付かれたように足を血だらけにして山頂へ登る。その先には・・・。

私も年老いたらやはり自分の子どもの頃の記憶が恋しくなるんだろうか。「ひとりで生まれでて、たくさんの人と関わり、そしてひとりで死んでいく」・・・その傍らには変わらぬ自然が存在することは幸せなことなんだろうか。きっとそうなんだろう。


llcafell at 02.28

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