雛人形を出して、毎朝春を愛でるのは私のちょっとした楽しみ。部屋が暖かいので日々桃の花がほころんで、柳のふわふわが大きくなってくるその僅かの違いが嬉しいというか。なんだけど、ぐりはいまいち反応薄し。保育園では「おひなさま作ったの〜」と報告してくれるけど「女の子の、自分のお祝い」ってまだ理解には至らずです。

ぐら、朝ごはんを食べながらクラスでの出来事の報告会。「○○くんのところは弟の△くんやからおひなさまないねんてー」やら「××くんちは５階建てやってー」で、「なんでうちのは１階建てなん？お歌みたいにさんにんかんじょとかごにんばやしとか、うだいじんとかは？」ときた。

そりゃー家が広ければね。それにお母さんぐらいになると量より質というかこじんまりがいいんだよな・・・と言うわけにもいかず、「そりゃうちは女の子ぐりちゃんだけだし、女の子２人とか多いお家は雛人形も大きいんちゃう？」と返すと「でも◎□くんのとこ女の子☆☆ちゃんだけやけど７階建てやってー」と反論。うーむかなりクラスメートと情報の交換をしているなー。

仕方なく「おばあちゃんちのは５階建てやから今度出しに行こうね」と約束。私の家の雛人形は姉妹が家を出てから一時しまいこまれたままだったけど、最近母がひとりで出し、夫婦で愛でて一人でしまっていた。今年は出しているんだろうか。「ぐら、おばあちゃんがおひさなま出すの手伝ってくれる？」と聞くと「ぼく力持ちやから大丈夫！」とかなり頼もしい返事。きっとおばあちゃんもおばあちゃんちの雛人形も喜ぶよ。