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  2005-05-04 ‖Wed‖   

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  CODE46

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私の映画の趣味は偏っていて、というか単館上映系、つまり多数に受けない映画が好きだったりする。でもさすがにDVDレンタルもそういうのが続くと「ヒューマンドラマばっかり・・・うう・・・」と食傷気味になるので今回一枚SFを借りてみた。マイケル・ウインターボトム監督「CODE46」ってこれも思いっきり単館系だった? まあティム・ロビンスのぱりっとした姿を見たくなったってのもある。なんせ「ミスティック・リバー」じゃ可哀想すぎたもんなあ。やっぱり1ファンとしては、彼は「ショーシャンクの空に」で刑務所の中でオペラを聞くあの役柄の設定がドンピシャリだと思うんですが。

感想。私は面白かったけど人によっては評価が分かれるだろうなあと。近未来、人間は婚姻も遺伝子を徹底的に調べられて管理されている世界にいて、「CODE46」は「近親者との子どもを作ってはならない」という法規。人間は「外界の人間」と「内部の人間」にはっきり分けられ、外部の人間が内部に入ろうと思うと「バベル」という証明書が不可欠。偽造バベルを密かに横流しする「もとは外側の人間であった」マリアと、それを調査するために送りこまれてきた調査員「内側の人間」ウイリアムが許されない恋へ落ちる。なぜ許されないかはCODE46に関わってくるという展開。

SF娯楽大作と比べると場面設定だけがSFチックなだけという気がしないでもないけど、音楽、異国のシーンとこの映画にはたゆたうような詩情があるんだよなあ。そこが好き。ブラッドベリに通じるものあり。管理された社会で、都合の悪い記憶をそれぞれ消去されてすれ違うふたりの切なさは、見応えあるラブストーリーになっていると思う。このあたり「エターナル・サンシャイン」に設定が似てる?これもDVDになったら見たいんだけどなあ。

ティム・ロビンス渋かったです。この人もの凄く背が高いんだよなあ。なんせ空港のシーンでも会社のシーンでもぱっと目が行くぐらい背が高いです。調べたら194cmだって!


llcafell at 05.04

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