モンスター
どうにか賑やかな子どもたちも寝てくれて、私も復活できたので早速昨日のエントリーで書いた 「
モンスター」を観た。クリスティーナ・リッチとシャーリーズ・セロンの心の通い合い、疑心などの心の動きが丁寧に描きこまれていて見ごたえがありました。しかしいくら体重を増やして特殊メイクをしたとはいえ、あのクール・ビューティのシャーリーズ・セロンがあんな風になるなんて・・・。多分それは彼女の演技力に依るところも大きいんだろうなあ。売春婦で酷い目に合わされる彼女の役柄には「美しさ」「優雅さ」のこれっぽっちもない。ただ惨めさと刹那に通じる切なさがあるのみ。
彼女の演技も素晴らしかったけれど、クリスティーナ・リッチの相手に依存しつつの冷酷さもなかなかのものでした。これが実話だったとすると、自分を取り巻く環境に裏切られ続け、最後の愛にも裏切られた主人公のアイリーンの人生はあまりにも可哀想すぎます。しかし「ダンサー・イン・ザ・ダーク」といいこれといいかなりシリアスで暗い話が続いたので、次はもっと幸せな気分になる映画がいいなあ。
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