秋から好評につき月刊化する「日経Kids+」の編集長がこう言っていた。「子育て、子どもと親の時間は父親にとって、やらなければならない『育児』の時間から、一緒に過ごす贅沢な『ロマンの時間』へとって変わろうとしている」
なるほど、「ロマンの時間」か・・・。消費者を今購買に動かすには、その商品に「ストーリー性」を持たせることが必要だと言われている。いわゆるブランディングというやつですね。育児という楽しいけれどある一面は単調で煩雑な行為を魅力的に見せるブランディングに、「自分を振りかえる機会が与えられる贅沢なロマンの時間」ね。なるほど。
同じくして「日経WOMAN」が特別なキャリアウーマンのための雑誌ではなくなり、女性が一生働くためのスキルに焦点を合わせて多様性をうたうようになって部数が飛躍的に伸びたという話も聞いた。この2誌の現象は今の時代の変化を、確実に表しているんだろうなあ。