１１月目前にかなりの異動があるらしいという話を聞いた。今回の目的は「組織の活性化」らしい。つまり1対１トレードでなくて、同時に多数を動かす事によって今までの問題点を解消しようというもの。それとまあ、「これから時代と一緒に自分を成長させていく」意欲のある人は育て、そうでない人は切るための選択の第一歩という話も。あと女性の処遇だな。３０代以上の女性をローテーションによって育てようとする動きがあり。でも組織の中での女性の動かし方はなかなか難しいらしく、ある特定個人に対するシビアな話もいくつか聞いた。

私はどうやら動く予定だったらしい。後任人事の折り合いがもろもろの事情でつかなくて先送りになったらしいけど。聞けば行き先は少なくとも私を「切り捨てよう」というポジションではなくて「生かそう」というポジションであったことが嬉しかった。でもそろそろ仕事をこのまま続けるなら、今までやってきた遺産、というか経験値の延長上の仕事は本格的に無理になりそうだ。

そりゃ銀行だって、商社だって、この数年で恐ろしいぐらい組織が変わり扱う仕事が違ってきている。時代がそういう時代なんだから当然なんだよね。時間的にはなかなか難しいけれど、どこかで「子どもがいるから」と甘えてきた自分を自分で厳しく鍛えなおす時がきたみたいです。

こういう仕事を選んだし、その仕事の面白さを分かっているつもりではあるんだけどね。でもいつまで「変わる事」に対応していけるのかという漠然とした恐怖はある。変わることが善で変わらないことが悪という価値観も組織のなかだけなんだよね。変わらないことが素晴らしい価値観だって世の中にはたくさんある。