一番最新号の「AERA」に35歳以上の転職が難しい・・・みたいな記事が載っていたよなあ。それに呼応するわけではないのだけれど。
急に後輩の同僚の女性が会社を辞めるという。理由は転職。30代前半にしての決断。
彼女はマーケティングでスキルを積んできたからいわゆる「キャリア転職」になるんだろうなあ。関西から東京へ、同業他社の同じポジションでの転職になる。
聞いたときに驚いたのが半分、「そうだろうなあ」というのが半分。マスコミ関係の仕事をしていると、どうしても「東京で働くこと」への渇望ってのが出てくる。それ程情報の流れやいろいろな機能が東京一極集中な訳です。ちょっと立ち話していたんだけど、やはり仕事人として経験を積んで生きたいというのがひとつ。それとぽつりと彼女がもらした言葉が「同僚には恵まれているけれど、女が働くにはここの組織は生きにくい・・・」
確かにそうだなあ。どんな組織もそれぞれに構成する社員によって醸し出される流れや雰囲気があるけれど、うちは完全に「女性が女性として存在すること」に存在価値があるという昔からの流れが今だに変わらないんだよなあ。
でも彼女の前向きな決断に拍手を送りたいよ。そういう組織で働いていると、なんとなく自分の立ち位置を組織に合わせようとしているうちに、知らず知らずのうちに無気力になってくる。それに飲み込まれずに自分で運命を変えることができる事を思い出させてくれた、と思う。
明日彼女と送別ランチです。