最近NHKのターゲティングの思うつぼだなあと思いながら、思わず見てしまう番組「プロフェッショナル仕事の流儀」、多分「プロジェクトX」が団塊の世代を中心にした世代で、まさに今30−40代の仕事のまっただ中にいる人の「プロジェクトX」みたいなものかな。前回の科学者「古澤明」もとても良かったけど、今回リクエストが多くて再放送になったというホテル再建の請負人「星野佳路」の老舗旅館再生のドキュメンタリーを見ながら、彼の言う「共感のマネジメント」というものについて考えてしまった。
接客業に限らず、人が財産であり人が仕事を生み出す業種は、そのパーツパーツの人それぞれの資質を高める、例えば採用、例えば研修による個人の能力の底上げは大切。けれどもそのパーツがユニットになったときに、どれだけ最大リーチかつ質の伴った仕事量を達成できるか、そのユニットを俯瞰して冷静に分析し個々のパーツの特徴を踏まえた上で優秀なマネジメントするプロの存在があると組織は生き返るのだなあと。それは仕事実績の報償としてのマネジメント職というものではなく、「マネジメント」そのもののプロでなければならない。そして個々のパーツ、個人を排除して否定するのではなく、癖のある石をうまくバランス良く並べて美しい斜景を作り上げるような能力がそのプロフェッショナルには必要なのでは。そしてその存在は「偉い人」では無く、あくまでも「マネジメント」のプロという意味で他のメンバーと並列なのが自然なんじゃないかなあ。
まとまらないのですが、またちょっと後で推敲します。