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  2006-03-03 ‖Fri‖   

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  分岐点の違う道の方は

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本当に久々に昔からの友達とランチ。ラジオ局に勤めていた彼女は結婚とともに退社して子供を産み今はその女の子は小学校2年生。彼女は私よりひとつ下。今は週3日9時から5時でパートタイムしながらノンフィクションの翻訳をしているそうな。 本人は「大した翻訳じゃないし、下っ端仕事だから」と謙遜するけど普通にできることではないなあ〜。

結構こんな風に同じ業界では結局結婚、出産で仕事をあきらめた人もいる。まあダンナになる人の稼ぎが十分ということもあるだろうし、いろいろそれぞれの経緯があってなんだけどね。彼女と私はまだアフターファイブが完全に自分の時間だった頃、よく映画を見に行ったりマイナーなコンサートに行ったりしていた友達。そのあたりの感覚に無理して合わせるところがなくて、いつもいつも一緒じゃないけどいい友人関係が続いている。個人対個人の付き合いでお互いの交友関係は微妙にずれていたりするのだけど、まあそれも良しということで・・・。

そのクロスしない交友関係の中で私も顔を知っていた代理店のWMの子が、子供が小学生になるのを機会に退社して今度臨床心理士を目指して某私学の院にこの春入学することを聞いた。そう、こういうことを聞けば仕事をやめる、続けるという分岐点の違う方の道に思いを馳せちゃうわけです。ああ、意思さえあればそこに道は開けるというか。その道は心理系の学部を出た私も考えたことがないと言えば嘘になる。そして友達の彼女自身も周りの情報に翻弄されるわけでもなく、しっかりとその時その時の機会を捉えて楽しんでいる。例えば育児の延長上で心理学系のNPOに参加しているとかね。仕事と育児に手一杯の私には羨ましい限りの心のゆとり。

正直にそう伝えると、「いやいや、隣の芝生は青いんですよ」的なことを笑いながら言われた。相変わらずセンスの良い美人タイプなので、どうもやることなすことカッコ良く見えちゃうってのはあるんだけどね。

仕事上で自分のやりたいことをやろうともろもろ画策しているけどなかなかすんなりとは行かず、ちょっと焦り気味のタイミングに、こういう話はなかなか魅力的というか肩の力が抜けるというか、そんな物思う雛の日であります。写真はぐらの作ったお雛様です。


llcafell at 03.03

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Comments

こんにちは。
下の子の幼児教室に、母親の担任の先生がいらして、
いろいろとお話をしてくださったり、相談に乗っていただいています。
臨床心理士で、幼児の発達がご専門でして、で、
3人の男の子のお母さんでもあるんですよね。
「こういう仕事もあったんだなぁ」と、毎回お会いするたびに思うのですが、
文中の方は、「あるんだよ」という現在形なんですね。
「いつからでも遅くない」と気づくときは、たくさんあれど、現実にはあれこれ
イイワケをしてしまっているわたしなんで、
こうして次々と自分の道を見つけられるってすごいなぁと...またハタから
思ってしまいました。


ほの・るる at 03.03*12:05 PM

その彼女はもともとパワフルな人ってのはあるかもしれないですね。
スクールカウンセラー等で臨床心理士の需要はかなり大きくなっていると思います。
でも、まだまだ資格としてはあいまいなところもあります。
でもこれから今まで日常で昇華されていたそういう心の澱を、そういう専門職の人が
救い上げなければならない世の中になってきたようだし。

昔学生の頃、その草分けである河合隼雄さんのユング心理学をかなり読んだ記憶
はあります。ただ学問と現場は違う・・・現場で人の心を対峙するのはなかなか
情熱と動機が必要なのかなと。

そう、何を始めても遅すぎることはないんですよね。今回そういう意味で彼女の話は
気分が前向きになりました。



llcafell at 03.03*04:21 PM

こんにちは。
亀レスですが、心理学科&代理店(元ですが)という共通項に、
思わず反応して出てきてしまいました。河合隼雄さん、なつかし〜。

優秀な友人は、スクールカウンセラーや、家裁の調査官になりました。
彼女達の話を聞くと、深い闇があることを実感します。。。

さて、家裁の調査官はもちろんフルタイムですが、
スクールカウンセラーの友人は、専門職パートタイマーとして、
週3日の勤務と、更なる勉強と、3児の育児と、家事に忙しい。
代理店のWMな先輩にも、やはり退社し、大学院で学びなおし、
専門職パートの臨床心理士として活躍している方がいます。
この二人を見ていると、いい意味で、
女性の特権を活かしているな、と思ったりします。

日々の生活に追われ、ストレスだ〜と叫ぶ私ですが(笑)、
10年後の自分を描いてみようと思っています。
久々に心理学の本を読みました。
その名もズバリ「仕事ストレスで伸びる人の心理学」
Blogにあげましたので、ご興味があればみてください♪


zuboo at 03.18*05:20 AM

こんばんは〜。相変わらずzubooさんの家計簿を見てはあせりまくる私です(笑)。

心理学系で優秀な人たちは、私の学部でもやはり臨床心理士になってますね。
その道を選んだ人は今では多分、経験値を積みあげて中堅になっていると思うのだけど、
違う道を選んで、途中からそちらにシフトしたという経歴も、ある意味カウンセラーとしては
得難い経験だと思うのですね。

年齢的にもそろそろノブリス・オブリージェという訳にはいかないのだけど、
「社会に、地域に還元できる手応えのある仕事がしたいよね」と友人と話していました。
このままこの仕事に邁進するのか、方向転換するのか、
前向きに熟考したいと思います〜。

そう、5年後、10年後をイメージすることは大切ですよね。
私も日々意識したいと思ってますが・・・なかなかだなあ。


llcafell at 03.19*07:49 PM
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