前回と迫力や体を最大限に使ったダンス、思わず引き込まれてしまうリズムは変わらず、でももっと「BLAST2 :MIX MUSIC IN EXTREME」と言う名前の通り進化していた。今回新しかったのは、深い森、海の音などBALIの雰囲気を彷彿とさせるオリエンタルな演出と、フルートやクラリネットの木管楽器がメインの幻想的な場面が多かったこと。暗闇の中で突然客席にキャストが出てきて、カエルの声を出す楽器を鳴らしたり。子どもが少なかったからか、暗闇でちょっと怖そうなぐりぐらの所にはにっこりしながら止まって楽器を近くで見せてくれていた。フルートはブラスの中では音が柔らかいからなかなかメインになりにくいのだけど、黒人の優雅な演奏者が吹くフルートはぞくぞくするぐらい優美で美しかった。「おかあさんあれ吹けるんだよ」とちょっとぐりぐらに耳打ちしたりね。
休憩が20分あったとはいえ、2時間はさすがに子どもたちには長かったです。それでもぐらが30分前ぐらいにそわそわしだしたぐらいで、ぐりは持ってきたオペラグラスでカッコいいパフォーマーを眺めたり、手拍子したり楽しんでいて予想外。でもその後会場の前の公園に出てブランコを漕いでいる笑顔のほうがずっと楽しそうでした。まあ当然だよな。でも意識の中に沈んだ形で今日の体験がどう、いつのタイミングでぐりぐらに出てくるかですね。まあ出てこないかもしれないのだけど、それでも非日常をかいま見た経験は決してマイナスじゃないはず。そのアウトプットが楽しみです。