何やら１週間ぐらい前ぐらいに、保育園の先生から「地元の警察のイベントに年長組さんが出ます〜」と聞いていた。警察官の服を着せてもらえるのでサスペンダー用意と言われ、先週末に調達してやれやれと思っていた前日のこと。ぐらがニコニコして「お母さん見に来てくれるよね〜」「えっ？お母さんお仕事だよ〜」「えーっ見に来るお母さんもいるのに〜」「だって、お母さん達が見に行けるの今日初めて聞いたもん」とのやりとりあり。みるみるうちに拗ねて後ろ姿がしぼんでいくように見え、行けないことの呵責を感じつつ帰宅。部屋で着替えているとぐらが涙をためて入ってきて、しくしく泣き出す。「だって、お母さんをびっくりさせようと思って黙っててん〜」らしい。うーん、弱ったぞ。

次の日もまだ決めかねていたけど、とりあえず出社、意を決して結局お昼時間を入れて仕事の段取りを変更して、イベントのある家の近くまで戻ってくる。くーっうちは会社から遠いから辛いよなあ〜。そのまま半休取れればいいんだけどその後打ち合わせ、残業デーにつきまた会社へのとんぼ返りを覚悟しての戻り。

ぐらには「行けるかどうか頑張ってみるけど行けなかったらごめん」と言ってあったので、私を見つけるや否やみるみる顔が笑顔に。あー良かった。警察官の格好をして５人のお友達の先頭を歩き、号令をかけていてなかなかの晴れ舞台じゃないか〜。見に来て良かったよ。友達の女の子たちも婦警さん姿、可愛い〜。親も予想外にビデオやカメラを持ってかなりの人数が来ていてやっぱり、来てよかったよ。その次にある警察署長の談話で「ちびっ子警察官が可愛いですね〜先頭の子行進のときに手と足が同時に出てて・・・」と言われていた。はい、そのちびっ子はぐらです。

あとはクラスのお友達３０人程度の行進、旗を持って小太鼓を叩いてのパフォーマンス。みんな上手に危なげなくこなしてました。あー年長さんだなあ。あとでぐらに、地元新聞の記者が笑顔で取材しているのが遠目に見えた。先生が「もしかしたら、ぐらくん、新聞に載るかもしれないですね〜」。人生初の取材というところかな〜。

イベントがクロージングしたのを見届けて、電車へ。結局残業、おまけに明日は遠足につきお弁当これから段取りします。子どもが寝静まった家に帰り、机を見るとぐらの手紙あり。「おかあさん。ぼくとぐりのおべんとうおつくってね」最後にハートマーク付き（笑）。あー母親ってハードな職業だよやっぱり・・・。