短編集なんだけどホラー小説を読み慣れていない私には、かなり衝撃的でした。最後の短編が初心者の私にはあまりにもグロ過ぎて、読んでて手のひらに汗が出たけどプロットと絶望感は嫌いじゃない。それより前半の「Ωの晩餐」と「オペラントの肖像」、そして表題作の「独白するユニバーサル横メルカトル」が印象に残った。いや当然グロさ全開なのですがその中でも短編には命だろう「設定」の妙みたいなものが。特に「オペラントの肖像」は行動工学の「オペラント条件づけ」をうまく世界観に仕立てた秀作だと思う。多分膨らませたら映画になりそうな感じ。というかこういう映画、あったんじゃないかな〜。思い出したら書きます。
読書って昔に比べたら、今は自分のフィールドからなかなか出れないというか出ない癖がつきつつあるので、たまには逸れてみるのもいいかな・・・。