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  2007-02-07 ‖Wed‖   

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  イギリステイスト

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どうにか仕事は山越えで、先週末に見たDVD2本の感想など。ひとつは「フル・モンティ」なんとなくユーモアのある作品が見たかったので。もうひとつはこれも映画チェックできずにDVDになるのを待っていたウディ・アレンの「マッチポイント

2本に共通するのは舞台が「イングランド」ということ。どちらもかならず画面に緑の占める範囲が多くて緑がしっとりしている。さすがガーデニングの本拠地という感じ。「フル・モンティ」はいかにもイギリス人の好みそうな、というかちょっとひねったユーモア満載の映画で、鉄工所が閉鎖され職を失った主人公が、別れた妻から息子の親権を奪われそうになり、一発逆転を狙って同じ境遇の男たちだけでストリップショーをやるという筋書き。5人ぐらい出てくるキャラクターのエッジが効いていて、ユーモラスで思わず笑ってしまう箇所多数なんだけど、夫婦や親子の絆も織り交ぜほろりとくるいい映画だった。ぜんぜん普通のオジさんたちがストリップショーを一所懸命練習し、そのうち楽しみながらやってしまう姿をついつい応援してしまうというか。

「マッチポイント」はウディ・アレンが初めてNYから舞台を移して撮った映画。最近の作風は毎度おなじみこれまた捻った彼流ユーモア満載なのだけど、実はシリアスな映画も見応えあると思っている。「インテリア 」なんかなかなかの秀作だったし。上流階級にうまく取り入りその階級の女性と結婚した野心溢れる主人公が、他の女性との関係に溺れ抜き差しならない関係になっていき・・・という筋書きとしては良くあるありきたりな話なのだけど、舞台の演出を見ているような雰囲気で、けっこう暗喩みたいなものをうまく際立たせた上質なサスペンスだったと思う。しかし、スカーレット・ヨハンソン、女からみてもセクシーさ全開。ジーンズ姿でこの色気ってのは彼女ならではという感じでした。相変わらず小道具やインテリアはウディ・アレン好みで、上流階級の女性と結婚して主人公が構える新居のマンションとか、ヨハンソンのアパートとかのインテリアが良すぎです。舞台にテートモダンを出してくるところとかは、NY時代とテイストは変わらないかな・・・。


llcafell at 02.07

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