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  2007-02-24 ‖Sat‖   

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  最後の発表会

ぐらは最後の「生活発表会」、朝早めにぐりぐらダンナと家を出て席を取る。家を出るのになかなか出られなかったふたりの乳児時期に比べたら、「さあ行くよ」でさっとふたりとも用意して走って車に乗り込んでくれて全然時間を取らない。こんなところでも「楽になったなあ」と感じる。

この時期の「生活発表会」は卒園する年長さんの独壇場、というかいままでのいろんな成果を、毎年いろいろな出し物で見せてくれて親は感慨に浸るというのが常なのだけど、今年はとうとう私の番。「大切なひとへの手紙」でぐらが「おとうさんおかあさん、ひよこ組からこんなに大きくなって僕はマラソン大会で頑張って金メダルと銅メダルをとりました。今日の生活発表会も頑張ります。見ててね」みたいな台詞を言ったとたんにDVDカムを見つめる眼がちょっと涙で曇りました。いろいろあったけどあっという間。数ヶ月前から練習していた木琴とピアニカの合奏、今年のテーマ物語である「赤ずきん」をモチーフにして過去の自分、未来の自分の紹介の寸劇、そしてカスタネット、鈴、トライアングル、太鼓でのリズム合奏とかなりの盛りだくさん。今年の年長組はいろいろな性格の子どもたちがいてまとまりがなかったので(そっちの方がかなり健全な気がするけど)、敢えて「みんなで力を合わせて何かを成し遂げる」というところに主眼を置いて出し物を考えてくれたそうです。寸劇ではかなり込み入った内容と掛け合いの台詞をみんな、親がビックリするぐらいにこなしていたし、親が思う以上にこの小学生になる前の1年間は子どもは精神的に成長するもんなんですね・・・。

実は出し物の途中でゲームがあり、これから木琴とピアニカの合奏をする子どもたちに、私が前に出て舞台に立ちマイクでエールを送ることになってしまった。日頃舞台の観客側からの景色しか慣れていない私が前に立つと、けっこう人の顔が並んでいてかなり緊張。こんな舞台であんな劇や合奏をみんなしているってことは、毎年3回程あるこの「生活発表会」で、この保育園出身の子どもたちはかなり舞台度胸を育てられているに違いない。頼もしいです。すべて終わって保育園を出る時に、副園長先生から「この子は1年目の発表会でも泣いて、2年目も泣いて、3年目も泣いたけど、今日は中心で頼もしくなったなあ・・・」と抱きしめられていた。そうなんです。あの頃は発表会ごとに気を揉んでいたのにね。

帰ってから学童の申し込みをしてきた。ぐらも一緒に行ったのだけどちょっと顔が緊張。小学生になって生活が変わることが実感として本人にも出てきたかな。今日は久しぶりに寒さが刺すようで雪がちらつく道をぐりぐらと歩いて帰ってきた。小学生まであと35日。


llcll@MOBILE at 02.24

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Comments

貴重な時期に長い時間を過ごした園での生活がどんなものだったのかは
想像に難くないです。ぐらくん本人が数々の大切な経験を積んだことは
もとより、cafeさんご夫婦にもかけがえのない時間だったんですね。

うちはまだ一歩を歩みだしたばかりだけれど、ここからあっという間なんだろうな。

よい出会いと別れを経験して、ぐらくん、もうすぐ小学校1年生ですね。
おめでとうございます。


のりこ at 02.25*11:51 PM

「保育園で離れ離れになって本当に大丈夫なんだろうか・・・」と
不安に思っていた日はつい最近だったような気がします。未だに1歳過ぎのときに
最後のお迎えに行くと、ぽつんと手押し車を押していた手を止めて時計を
見上げていたぐらの後姿を思い出し、ちょっと涙ぐんでしまします。

結果として、多分親だけでは与えられなかったいろいろなことを
ぐらは与えられてきてそれにはとても感謝しています。その喜びと
未だ残っていることを否定できない自分への呵責の記憶が
より卒園を感慨深いものにしてる気がします。
まだ卒園式が3月に残っていますが、ほぼ100%号泣の予定です(笑)
お祝いの言葉、どうもありがとうございます・・・。


lllcafell at 02.26*11:35 PM
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