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  2007-02-26 ‖Mon‖   

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  スケープゴート

仕事での所感というか、ちょっと考えたこと。

その1、今日突然直属の局長に、直属の部長と一緒に怒鳴られる。ある大きな案件がクロージングの段になって、営業のミスにより利益を上げることが難しくなった。一応事が発覚してから時間を置かず部長には簡単に経緯を説明して、アラートを出していたのだけど、この部長が局長にまったく事の経緯を説明してなかったらしく、今日ほぼ収束しかけの段階になってとあるルートでその事実を知った局長が怒ってラインを呼び出したというのが真相。

客観的に考えれば、私はそういう事態になった時に当然直属の部長をすっ飛ばして局長に相談ということはありえない。私のセクションが赤字計上という訳ではなかったので営業担当とその上長、私と部長の中で収束していた揉め事だった。だが部長があれほど会議をしていながら局長にまったく報告していなかったということは想定外。どう考えても報告ミスは私の上長である部長、けれどもその場に私を同席させて私に怒鳴るというのは、どう考えても私は「スケープゴート」以外の何でもない。勘弁してくださいよ〜。私の直属の上長が局長ならまだ仕事それ自体の怒りも納得できるのだけど。おまけに私がたまたまその渦中の媒体社と電話している時に「そんな媒体社にいい顔するなっ!」と電話中の私のデスクの前まできて怒鳴り込んだ局長、それルール違反だし、自分が知らなかった怒りをそういう形で表すのははっきり言って「大人気ない」んですけど。参ったな〜。

けっこう局長と部長の年齢が逆転しているからか、こういう「スケープゴート」的な役割を押し付けられる場面は実は多かったりする。理不尽な怒りを受けた怒りより、そういう醒めた目で観察してしまう自分に「若くはなくなったなあ」と思う。そういう扱いを受けることに対して逆上したり、傷ついた日々ははるか彼方なんですね(笑)。

その2、スポンサーにとある媒体社とある案件を提案しにいった帰り道、同席した同じ会社のスタッフがその媒体社の担当者に対して、かなり辛辣で意地の悪い評価をしているのを聞いていた。相変わらずそういう場面になるとどうも居心地が悪い。私個人的には、そこまで飛びぬけて優秀ではないにしろ、仕事の向き合いの面で信頼できる人という評価。あと会社が違うのだから当然スポンサーに向き合ってまったく同じ温度でアプローチすること自体、無理がある。その評価が事実であれなんであれ、言葉にそこまで出して人を謗るということに馴染めない。前も書いたことがあるけど、その謗りの中に純粋な理由以外に他のストレスを一緒にしてしまっているのが透けて見える、というか。あと人を謗る人は、自分が悪く言われることを極端に恐れて「攻撃は最大の防御」とばかり「スケープゴート」を見つけるや否や悪口を言いまくるイメージがある。本当に強い人ではない、と言う感じかな。

最近、若い頃には見えなかったものがいろいろと見えてしまう。これはいいことなのだろうかそうじゃないんだろうか・・・。


llcafell at 02.26

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Comments

> そういう醒めた目で観察してしまう自分に「若くはなくなったなあ」と思う。

同意です(笑)
加えて、激しく怒りをぶつけることもなくなったなぁ。
以前は、怒りをぶつけてなんとか相手を突き動かそうと必死だったような気がします。

でも他人の怒りの感情では動いてくれないんですよね。
なので、理路整然と順序だてて説明していく・・・んだけど、なかなかうまくいかないなぁ。

やっぱり職場にストレスでダウンしてしまう人が多くて、そんな人に私は結構冷たいほうなんですけど
復帰してきて私の下につけるのだけは・・・

扱いに困るというか、そう「できる人たち」なのだけれど、過重で一歩引いた人たちなのでどこまでパワーをかけていいかわからない、加減というか。

昔だったら怒りに似た感情をぶつけてぶつけて・・・ってことをしてたのですけど、そうも行かない・・・。
うまい、マネジメントって永遠のテーマですよねぇ、人も仕事も。

そうそう、 cafe さんのところもトラックバックスパムが蔓延してるみたいですね。
Copyright も含めてそろそろバージョンアップ!!!


Ceptre at 02.27*06:29 PM

昨日、出張前に企画書チェックしていて、そのときに長々とレス書いたのですが、
一瞬にしてボタンの押し間違いで消えてしまいました〜(笑)

そうですね〜怒りでは結局、動かないのかなと思います。でも一旦子どもを産んで
復帰して、定時に帰る会社内弱者になった身の上としては、実は怒りをぶつけられる
ほうがまだいいと思う局面はありましたね〜。まだ相手に期待があるから怒られる
わけじゃないですか〜。仕事的に「別枠」みたいな無関心さや無視、これが一番堪えました。

やはりマネジメントには「ロジック」は必要不可欠ながら、それに加えて「共感」を呼び起こす
動きを期待してしまいます。「共感のマネジメント」については、この日記のどこかにエントリしていたような・・・。まあでも理想であってなかなか実践は難しいものなのでしょうね。
ただ、会社の中でユニットとして機能する時に、私のような会社内弱者もうまく使ってくれたらよく機能するのにな・・・と思ったことは多々ありましたね。まあこれからWMが増えれば
おのずとケーススタディもできてマネジメント層の中にも「使うナレッジ」が出来てくるのだとは思いますが・・・。

コピーライト直しました!スパムもぼちぼち消してますが・・・。バージョンアップ、めんどくさくなってます。昔にしがみついてる意固地なヤツなので「デザインこれでいいし、機能もそれほど新しくしなくても用は足してるからいっか」みたいなナマケモノになってますね〜
いかんいかんっ!(笑)


llcafell at 03.01*05:37 AM
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