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  2007-03-28 ‖Wed‖   

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  ここにも格差社会

「LEON」独り勝ちでけっこう静けさを取り戻した40代男性ターゲットのカテゴリーに再び波風を立てるべく「ZINO」3/24創刊。もともと「LEON」の名物編集長岸田一郎が、主婦と生活社を退社、自分の会社を作って立ち上げた雑誌。もう表紙から鶴瓶が葉巻すっててロゴは金押し「キラキラ」でございます(笑)。

ざっと目を通していると、今までの「ちょいワル」より、やはりより大物というか年収が普通じゃない人たちをターゲットにしている模様。雑誌のサブタイトルは「リッチを誇るな、センスで光れ!」。つまりリッチなことはすでに前提条件なわけですね。で「洒落金男」と書いて「リッチーノ」と読ませる。あー頭クラクラしてきました。いやはや。

で、書きたかったのはこれは雑誌だけでの展開ではないのですね。まず、「@ZINO」というウェブマガジンのクオリティが異常に高い。つまり雑誌の補完としてWEBが存在するのではなく、併読状態でお互い寄りかかっているのです。つまり、雑誌で紹介し切れなかった商品スペック情報をWEbで提供や会員制のページの制作など。そしてその宣伝をラジオでの番組をレギュラーで持ちトーク展開、かつ「週刊朝日」での「中年老け易く、艶成り難し」というエッセイ連載。「岸田一郎」はブランドとして確立しているコンテンツだから、こういういわゆるクロスメディアも切って貼った感がなくて、有機的に展開されている雰囲気がある。やはりコンテンツがしっかりしているとクロスメディアも生きてくるというか。

さて、格差社会に対応するべくいろいろな雑誌が登場してきているのだけどこの「リッチ」ターゲットは実際に存在するのか?普通の市井人である私には想像もつかなかったりするのですが・・・


llcafell at 03.28

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Comments

リッチーノ・・・・・爆笑!

この岸田さんが新しく立ち上げる雑誌とWEBが連動してるって話、
TVで取材してましたわ〜。
雑誌で紹介されたものを、お店とかに問い合わせるんじゃなくて
すぐネットで購入できる・・・私もMartブログでそれをやりたかったのよ〜!
・・・なんて一緒にすんなって?(^^;


もりもり at 03.28*02:51 PM

ね。爆笑でしょ〜ちなみに、お金持ちだけどセンスなしなのは「野暮金男」で「ヤボーノ」、リッチさを誇示するお金持ちは「泡金男」で「バブリーノ」だってさ。脱力。

やっぱり岸田さん自体がブランドだな〜って思います。だから彼亡きあとの「LEON」は大丈夫なの?という話がやはり出ていたけどね。
でも、この雑誌で売れるのってやっぱり時計1本500万みたいな感じだろうから、岸田さんの会社はアフィリでのバックマージンもすごいと思われ。いい感じで商売してるよね。

Martも日々チェックしてますよん。この前Pさん載ってたよね。確か。
この雑誌って面白いよね。広告がなかなか貼りつかないけど、この雑誌の持っている
主婦ネットワークを使って何かできそう・・・とか考えてますです。ハイ。


llcafell at 03.28*03:19 PM

追記、もりもりさん、全然本文とは関係ないけど、もうすぐ完成するうちから車で10分の
アウトレットにル・クルーゼのアウトレット入るよん〜。
なかなか他のブランドも良さげで今から私も楽しみにしてます〜。


llcafell at 03.28*10:46 PM

この雑誌、釣瓶の写真で爆笑しそうになりましたが、内容はどうなんでしょうか。

岸田ブランド、確かに存在感あります。クロスメディアの一環?だったのかな、ジムで
ストレッチをしながらラジオ放送を聴いていたら岸田さんが登場。話は欧州出張中に
確かイタリアとイギリスで1着ずつスーツを作ってそれが出来上がるのが楽しみ、とかいう
内容でした。昔、糸偏業界にいたので耳がダンボになってまして、何度も語るブログの
タイトルを覚えてしまって帰宅後検索してフムフムと読んでしまいました(←単純に釣られる
カモみたい…)。

色々物議を醸してるし、たとえが悪いかもしれないけど幻冬舎の見城さんみたいにアク
が強いタイプだし。でもそういう人ってビジネスに目鼻が利くのかしら。


のりこ at 03.28*10:48 PM

こんにちは。

デカデカと本屋などでアピールしていますよね。
個人的感想を言うと「気持ち悪い・・・」(笑)
というか、彼らの考えるギラギラした感じや、
センスいい! と言っていることが、反対に「センス悪りぃ〜〜」って
感じてしまいます。
結局、こういうひとたちは、お金持ちというのを誇示したいわけだし・・・。
みんな「泡金男」なんじゃないかと。
まぁ、個人的な趣味もありますが。

センス悪いし、悪趣味だけどど、吸引力がある。
怖いもの見たさ系な。でも、世間でもてはやされるひとって、
みんな、その紙一重のところにいると思うのです。

それが「彼」であり、あれらの媒体じゃないかと思うのです。


hiyohiyo at 03.29*10:42 AM

>のりこさん
確か、「LEON]」も創刊当時はかなりひとつひとつのワードに、皆さん反応していたような・・・
結局でも耳あたりの良いキャッチでは印象にすら残らない.露悪的なくらいエッジのたった言葉ってのが
そのまま流行りとして受け入れられたと言う感じですね。

そのブログは確かアメーバで連載していたような・・・。で、ラジオは多分エントリーにも書いている
「INTERFM」なのかな?
のりこさんはアパレル系だったのですか〜。それだと確かにまあ見せ方はあるけど、彼のこだわりみたいな
ものは本能的に理解できる部分はありますよね。多分そのこだわりの部分があるタイプの男の人には
強烈にアピールするんでしょうね。実際私の周りには数人「LEON」愛読者、おりますよ〜(笑)
もともと、岸田さんって「MEN's EX」の編集をやられていたと思うのですが、そこからあの押し出しで
雑誌を創刊したところからすでにビジネス的な先読みが出来る人だったんでしょうね。業界では当然、
「lLEON」は絶対失敗するという前評判しか聞かなかったし。

>hiyohiyoさん
多分、世代によって「かっこいい」という潮流はバリエーションはあるけれど、違うと思います。
やはり40代のもとバブル体験世代の雑誌なんでしょうね。
雑誌って思うのですが、世界観を確立してそれがターゲットに受け入れられたらその世界観をどんどん
極めていくことが命題で、そこに違う世界とのバランスという概念は存在しないというか。
だから違う世界感の人が見るとまったく受け入れられない。女性誌でもそうですよね〜。

>センス悪いし、悪趣味だけどど、吸引力がある。
>怖いもの見たさ系な。でも、世間でもてはやされるひとって、
>みんな、その紙一重のところにいると思うのです。

そうですね〜。自分の価値観を逆なでするということは、少なくとも
記憶に残らないよりある意味「上位」だと思うのですが。
既存の価値観を壊すというところがやはり、「もてはやされる」ことの前段なんでしょうね。



llcafell at 03.30*08:40 AM

こんにちは。

昔、仕事を始めたときに、
そこの編集長は「アンケート主義」だったのだですが、
「アンケートの上位にくるか、”つまらなかった”
ほうに入るか」と言っていました。

ふ〜んと読み飛ばされるものよりも、
「何これ??」と注目浴びるほうがいいと。

価値観の多様性はいいようで、
でも自分たち以外は認めないという
排他性にもつながって難しいところでもありますね。
ネットのコミュニティなどは、まさにそんな感じだし。

す、すみません、なんかバラバラした意見になってしまいました(笑)


hiyohiyo at 03.30*09:16 AM

広告のプレゼンではなかなか、エッジを提案するのは冒険だったりするのですが
やっぱり予定調和より意外性のほうが求められることも多々あります。

価値観は多様にあったほうが確実にいいですよね。
でも、それと同時に違う価値観を受け入れないまでも、敬意を持つことで
自分の世界がいい方向へ広がるのでは・・・というのが私の考えです。
SNSは、私もちょっと息苦しいと思うことがあるので
仕事上以外はあまり近づいてはいないのですが(笑)
ネット上でもリアルでも適度で快適な距離感と風通しが欲しいところです。

って私何を語ってるんだか(笑)


llcafell at 03.30*08:10 PM
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