Googleがテレビ広告ビジネスに参入した。Googleがテレビ広告に参入するとの噂は何カ月か前から流れていた。Googleは米国時間4月2日、EchoStar Satelliteと提携して、DISH Networkが米国で展開する125の衛星放送ネットワーク用に広告を販売すると発表した。これにより、Googleが、年間売上106億ドルを稼ぎ出すオンライン広告ビジネスを擁して、いかにテレビ広告ビジネスを征服しようとしているのかの一端が示されたことになる。EchoStarとの契約の下、広告主はGoogleが提供するオークション形式のAdWordsシステムを利用して広告スポットに入札する。広告主はテレビコマーシャルをアップロードし、希望の時間帯とチャネルのほか、放送地域を限定するか、全米で放送するかを指定する。このほかに、18〜34歳の男性というように、視聴者の属性を指定することも可能だと、Google TV Adsの製品管理を担当するディレクターのKeval Desai氏は述べる。
なるほど〜。電通がテレビスポット枠の入札サイト「CMGOGO」を作って「代理店の仕事いらなくなるんじゃ〜?」という話題になっていたけど結局購買できる枠は限定されていた。けれどGOOGLEのこの流れが日本にも波及してくるのであれば、今までビデオリサーチが一手に握っていた「視聴率」という尺度とはまったく違うフェイズで、正確なリーチターゲットの属性が数字ではっきり出てくる。マス崩壊の現実味がいよいよ増してきた予感、想像以上に変化の速度は速い気がする。