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  2007-06-30 ‖Sat‖   

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  TSUBAKIの戦略

マーケティングセミナー参加。今回は資生堂の「TSUBAKI」の立ち上げ戦略。今回プレゼンしてくれたこのプロジェクトのメーカー担当者は私より2歳下。単に外側から見れば予算数十億のバジェットにもの言わせて、旬の女優を複数揃えて露出をアッパーにしただけという印象もあるのだけど、やはりマーケティングの緻密な計算が裏にあるというのが分かる。クライアントも含めた広告という仕事に携わる人間にとっては、やりがいがあって結果もオーライな旬の事例。

前に何か雑誌で読んではいたのだけど、今回は店頭のプロモーションを真ん中に置いて、コミュニケーションのレベルを3段階に分けそれぞれ黒、椿の赤、金という色の統制を徹底的に行った「曼陀羅コミュニケーション」というクロスメディア事例が非常に印象に残った。結局テレビスポットの投下量は、実は競合他社の中で一番少なかったというからこういうメディアの組み立てが最大限の効果を引き出したってことですね。スタートダッシュで突然売り上げが1位になったということだから、メーカー側としえは快挙以外の何者でもない。

化粧品の世界ではあまり考えられない(マーケティングがすべて)、マーケティングエンジンと共感エンジンの両車輪で組み上げたプロモーションの事例の覚え書きとして。共感エンジンっていうのはより情緒的なアプローチを統制して共感をもって消費者に伝えるってことなんだけど、これは確かに難しいよなあ・・・。成功したからそう言えるのであって、結局はどの事例にも当てはめられる公式はないのがこの世界だったりする。

そのあと、私の飲みサーチにひっかかった友人と三宮でスペインワイン痛飲。暑いと白、マジメに美味しかったです。


llcafell at 06.30

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