「ヴァンテーヌ」はさすがに最近は購入することはなかったけど、それでも立ち読みでぱらぱらと今でも見ることがあったけっこうお気に入りの雑誌。就職したぐらいの頃、流行とは対局的な、きちんと一環したルールをもってお洒落を構築するというスタイルが非常に新鮮だった。かなりこのあたりの構築ルールにはその当時お世話になりました。謹んで哀悼の意を。やはり紙媒体はその広げた時の情報がまず俯瞰で入ってくる同時性みたいなところが良いのであって、多分同じコンテンツがWEBに移行したとしてもすべてが同じようにはいかない気もする。
対してWEBというメディアスライドをせず、紙媒体だけで転身を図りけっこう成功しているように見える「Saita」、もともとは「オレンジページ」「レタスクラブ」と同系雑誌だったんだけどなかなかの変身ぶり。柴田倫世を表紙に起用したことも、それ自体がかなり話題になったのも転身に一役買っているかな。いや「クッキーズ(お料理を習いに行くマダム)」ファッションやら「ワンママ(犬を連れて散歩するマダム)」ファッションという「ネーム付け」は「NIKITA」に匹敵する痛い感漂うけれど、「VERY」の定着してしまった「リッチ主婦コード」よりかなり時代に合わせた感があって読みやすい。情報が多すぎず少なすぎず、読者に寄りすぎず編集がつっぱしらず・・・というバランスなのかな?まあ、光文社から編集を引き抜いてきたという話を聞いているのでこの路線になることは明らかだったんだけど。あくまでも私見で、最近の転身後のメディアパワーは追っかけていないのでまた調べてみよう。
おまけ。「Saita」の今回の特集「アンジェリーナ・ジョリー」の黒スタイルは「黒白グレー紺茶」ファッションの私はかなりツボでした。これからの私の年代、お洒落も足し算より引き算が上手にできるのが、センスの分かれ目という感じがするんだよなあ〜。そしてもうひとつ連載しているコラム、ちょっと毛色違い?な玉川徹「官僚の育て方」がツボです。つまり自分の子どもを頭のいい伸びる子に育てる・・・みたいな話なんだけど、書いている内容はかなりしっかりしていて面白い。ここに子どもの受験、その他もろもろ子育て教育系のヒントがある感じがするので、また違う機会に書きます。
もうひとつおまけ。今週の「AERA」の恒例一言コピー、「駅前休学」は思わず電車の中吊りで「うまいっ!」と心の中ツッコミをしてしまいました。
こんちは〜。
ヴァンテーヌ休刊なの!?
低めながらも部数安定している雑誌だと思っていたのに・・・。
もう、こういうお嬢様っぽいのって流行らないのかな?
「Saita」・・・そうそう最近滅多に雑誌を読まなくなったんだけど、
先日本屋でぶらぶら見ていたら、「Saita」が「VERY」になっていてビックリ。
オレペやレタスと一緒に並んでいたはずなのに、いつの間に!!!?って
感じでした。これってそれまでの読者はおいてきぼりなのか、
それとも既存読者の潜在的ニーズを掘り当てたのか・・・どっちなんでしょう?
私だったら愛読誌の編集方針がここまで変わったら、ショックだなあ・・・
そう、休刊なの〜。アシェットはかなりWEBに力を入れていると思われる
出版社だから、集約なんだろうね・・・。
確かにお嬢さま系のファッション誌は、今思いつかないかも。MISSぐらい?でも
MISSもあまりそういう雰囲気ではないよ〜。
「Saita」の転身は私もちょっとビックリなんだけどね。多分主婦誌のオレペ勢力が
強過ぎて、この路線では活路はないと判断したのかな〜。もともとの感じも
どっちつかずで迷走ぎみだったからね。これまでの読者層はあまり考えなくても
いいのかも。
それより話は逸れるけど「ラピタ」の編集方針の変更のほうが、今までの
既存読者が離れそうだよ。カラーがはっきりしていたのに、今やちょっとこ洒落た
オジさま系身の回り品雑誌みたいになっちゃってさ〜。
こんにちは〜。
紙媒体業界で
ごはんを食べているものとしては、
考えてしまう話題です。
WEBに押されているというよりも、
創刊されても、すぐ消えていく雑誌が多く
雑誌という存在がすごく安いものになっているような
気がします。
デジタル化によって雑誌を出す
ハードルがかなり低くなっているからだと思うんですが、
採算が採れないとすぐに撤退してしまうという、
その志の低さが・・・と言う感じです。
まぁ、自分も含めてなのですが、
雑誌が変わっても、スタッフ同じというのは
よくあることで・・・・。
どれかがあたると、
結局2匹目、
3匹目のドジョウを狙うというものばかり。
それがなんだかなぁ〜って感じです。
こんばんは〜
私は代理店の人間なので
どうしてもスポンサーに提案するときに
定性的ではなく定量的にいろんなものを
眺めるという手順を踏んでいますが・・・
どうも個人的には馴染めないです。
hiyohiyoさんのおっしゃるように
今の世の中、新雑誌を立ち上げて微調整を重ね重ね
読者をじりじり獲得していくというペースは
もう難しいのかもしれないですね。
でも本当の意味でのオリジナリティというのは
そういうテンポの中から生まれてくるのではと思います。
今は確立した「Pen」ですら、創刊時は「Gilly」というモノ雑誌だったのを
あそこまで育て上げたという感じですよね〜。
(ちなみにこの「Gilly」、まだうちにありました(笑))
個人的に今でも残念なのは、10年前ぐらいに3年ほどで
新潮社から出ていた「SINRA」という雑誌が休刊になったこと。
今でもバックナンバーを見ると非常に豊かな深みを感じます。
でも今出たら3年も持たなかったんだろうなあ・・・。
そう、「志」があるのとないのでは仕事の意義が、生み出すものが
がらりと変わってしまう・・・
最近そういうことを考えていました。
ととりとめもまとまりもないないレスですが・・・今から仕事します〜。
こんばんは〜。
まだ仕事しています〜(笑)
「SINRA」いい雑誌でしたね。知り合いのカメラマンが
嬉々として動物や虫を撮りにいってました。
新潮社はもともと文芸だから、やはりおおらかな気がします。
(原稿料前貸しとかある世界ですからね〜。育てる土壌があるというか)
雑誌メインの出版社は、やはりすぐに「結果」を出すことを
求められているので、作っている側からすればヘビーですよね。
ホームラン狙うよりも確実にヒットという。
でも、「読者」というものを、こういう世代で、こういう趣味で、と
マーケティングしすぎな気もします。
個人的には「ゲーテ」あたりが、読み応えとしてはあるなぁという感じです。
プレ創刊のとき、「こんなに盛り込んで息切れしないかしら」と思ったのですが、
いまも、同じようなみっしり感なのですごいなぁと。
「志」を持つことや、自分が興味を持っておもしろがることって
大事な気がします。とくに何年も継続し仕事していくためには。
こちらこそ、長文&とりとめもなく失礼しました〜。
おはようございます〜
hiyohiyoさんもお仕事ハードですね〜
私は今から今日のプレゼンに向けての資料チェックです〜(笑)
そうですね〜。マーケティングは私も少し関わっているのですが
どうも結果云々ではなく、思考のプロセスをどれだけ有効なように
見せるか・・・みたいな気がするんですね。
だからよく雑誌のリアルターゲットプロフィールみたいなものを
雑誌社さんから聞くたびに違和感ありというか。
結局、そのターゲットに「当てに行く」だけでは
実際のターゲットの共感はなかなか得られないのかも。
「ゲーテ」良いですね。
ここでも少し書いた記憶があります。
ワーカホリックを軸にファッション以外の角度から
あれだけ深くできるのは
さすがさすが幻冬社という気がします。
実は最近仕事の量や求められる資質みたいなものが
あまりにもヘビーで、少し後傾ぎみなのが
自分でも悔しい状態で・・・(笑)
ただ、好きでやっている仕事なので
ブレイクスルーすれば、いやするように
日々精進です。
それでは(^^)