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  2007-11-13 ‖Tue‖   

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  親は育ったように子を育てる?

子どもたちと沈没してまた奇妙な時間に起きてしまいました。なので前ちょっと書いていた「子どものお受験」についての考察を再び。というのは前に書いたことがあったような気がするので。はじめに、まずこれは私の経験値からの私の考え方であって誰の考えも否定するということではないと書いておきますね。と前置きしてから少し本音で書いてみようと。

「Saita」の連載コラムに「官僚の育て方〜うちの子を”頭のいい伸びる子に”〜』というのがある。このコラムをこの女性誌に載せる意図は浅くてつまらないので脇にどけておいて、書いていることは結構「なるほど〜」と思うことが多くて読み続けている。だいたい東大卒の官僚夫婦へのインタビューで構成されていて、前半は小学校、中学校お受験を自分たちも経験し、その環境が良かったから子どもたちにもという夫婦の話。後半は自分たちは公立一本で最後まできた夫婦で彼らの子育ての話。まあ成功体験が東大卒、夫婦で官僚っていうのがヒエラルキーとして頂点としているのはどうかと思うけど。

「私立お受験肯定夫婦」は「子どもたちのためにも良い教育環境を早期から。周りの友人達も似た環境が多くて安心」という考え方、「アンチお受験公立夫婦」は「世の中にはいろんな価値観があるということを育つ過程で分からせたい」「競争に勝ち抜く強い精神力を養ってほしい」という考え方。うーんどちらも正しい。それを対比させた上でこのコラムニストが結論として出した言葉が興味深かった。「結局成功体験を持つ親は自分が育ったように子を育てる」、平たく言えば「自分が幼少の頃良いと思ったものは子どもに伝え、そうじゃなかったものは排除しようとする」と書けばあたりまえか・・・。ただ、成功体験の大きい親は、自分の実際経験したことを伝えるわけだから子育ての方向性にあまりぶれがないんだろうなあと。

ここからが私の考察なんだけど、結局その「ぶれのなさ」が子育てに必要な鍵なのかなあと思う。一環した考え方の安定感が子どもの心の基盤の安定感に繋がって、結果子どもがその基盤の上にいろいろな成長を見せられるというかね。なんて思う訳です。あとぶれがないと長い目で子どもの成長を見られる気もする。

とまあ考えの断片を書いてみたけど・・・私とダンナは「公立一本組」なので多分それが子育てに色濃く反映してます。ただぐりの今の言葉使いとかお行儀を見てるとふと、「これで女の子で良いのか」と思ったりして即座に「いやいや、別に女の子だからっていうのはどうよ」と自問自答するあたり、どう考えても「お嬢さま」スキルが欠如した私に育てられている彼女は「お嬢さま」系に育ちそうにはありません。とほほ。この親あってこの子あり、ですね(笑)。


llcafell at 11.13

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