最近購入した「いかにも私趣味な本」３つ。

ひとつは若手の日本画家「松井冬子 一 MATSUI FUYUKO I」の画集。「Pen」の現代美術特集で出ていた日本画の、女の情念にむせかえる水際立った絵「夜盲症」にひきつけられ、初めての画集が出るというのでトレヴィルでサイン入りの画集を先行して注文。他の絵を見るにつけやっぱりこの人、才能あるよな〜。おまけに本人がまた「美人」どころではない「麗人」「佳人」の域に入るような美貌の持ち主。「VOGUE」のファッションショーで横に並んだ松雪泰子が霞むぐらい・・・これだけの才能と美貌。本人は受けなさそうだけど、もう大手化粧品とかからの広告のオファーとか来てそう。今後の作品の動向にも非常に興味あります。

あとは「Coyote (コヨーテ)No.26 特集:柴田元幸[文学を軽やかに遊ぶ]」往年の柴田さんファンとしては当然チェック。それと久しぶりに池澤夏樹の短編集「きみのためのバラ」。最近政治色が濃くなって少し離れていたけど、世界文学全集も4巻出て本屋に「池澤夏樹」の棚が出来ていて懐かしくなり。久しぶりに彼の世界に入ってみるかと。

問題はどっぷりとここに浸れる心の余裕があるやなしやというところだけど（笑）