家にダンナ父母が車で迎えに来てくれたのだけど、家っ子ぐらは寂しいのか泣いてしまってなんだか罪悪感。もっとこのあたりはいつもの自分のようにおおらかになってもいいのにと思うのに、「ああーなんだかやっぱり母親との接触が足らないのかな」とか「ぐらは不満に思ってるのかな」と超ネガティブに敏感に反応してしまう。はあ〜。
でダンナも飲み会で家に独り居になり、早速借りてきて見たけど途中で寝てしまった「ボルベール(帰郷」を再見直し。相変わらずのスペイン風の色彩の妙と女性賛歌的なおおらかさを、アルモドバル風味に料理という感じ。やっぱり良いわ〜この監督の作品。
筋としては、ペネロペ・クルス演じる母親と年頃の娘、血のつながらない娘に性的関係を迫った父親を娘は刺し殺してしまう。そのころ母親の叔母が亡くなり、そこにもう火事で死んだと思われていたライムンダ(ペネロペの役名)の母親の姿が現れ、ライムンダの姉と一緒に暮らし始める。
となかなかシリアスな調子で始まり、また最後もシリアスな状況が用意されていながら登場人物の女性の強さとユーモアと、明るい色彩が絶妙のバランスをとって明るい感じになっている。ペネロペに極彩色の洋服がほんと、良く似合うし自分が女性であることを肯定的に謳歌しちゃう露出度も嫌味にならない。とても良い映画だった。ペネロペがレストランでギターをバックに歌う「帰郷」も絶品。この監督の映画は繊細な音楽が1曲キーになるんだよなあ。
やっぱり根底に流れる女性賛歌は「オールアバウトマイマザー」に引き続き健在でした。延滞料払うだけの価値はありました(笑)
こんにちは〜。
この映画のペネロペ。
すごくよかったですね〜。
力強くて。
こってりしたアイラインのにじむ、
目元のシワも味でした(笑)
こんばんはー。
彼女がこんな、いい意味あいでの「強く、母性たっぷりの女」を演じて、それがよく似合ってるのが良いですよね。
ライムンダの店でライムンダの友人の「あなたの谷間とわたしのモヒートで商売繁盛」の台詞も下世話じゃなくておおらかで印象に残っています〜。