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  2009-01-30 ‖Fri‖   

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  主婦料理インサイト

retakura200901.jpg
子供と一緒に寝ちゃって、昨日もよく寝ていたからかこんな時間に目が冴えて二度寝できず。日記書いてます。

とあるクライアントの企画出しのための資料作りのため、普段あまり見もしない「主婦生活誌」を積み上げて熟読。普段提案する雑誌選定は定量的・数字的なものに頼りがちで文字通り「隅から隅まで」読むことって個人的興味の関係もあってあまりないんだけど。

料理関連で言えば前から「きょうの料理」に出てくる正統派系レシピが好きで、それ以外はあまり惹かれなかったんですね。というのはけっこう他の料理雑誌で味的にちょっと邪道というか、「この食材の組み合わせはないでしょ」的な無理あるレシピっていう感想があったから。でも今回オレぺレタクラESSE辺りを見てると「な、なんだか美味しそうじゃない」と思う自分がいる。

結局日々料理の腕が上がったとかではなくて、毎日作るうえで「食材をあまらせることなくいかにその範囲内で美味しい物を作るか」というのがこういう雑誌ターゲットのインサイトのなかで重要なことなんだなあと。そのインサイトにやっと自分の料理感覚が追いついたってことですね。主婦道まだまだ半ばなり。早速昨日はレタクラレシピの簡単味噌入りホワイトソースで、チキンとほうれん草のグラタン作りました。日頃和惣菜が多いためぐりぐら食べる速度がいつもよりかなり速かったです。

WEBが2年後にはメディアの新聞の売り上げを抜くと言われ、雑誌社もかなり危機感を持っている。でも個人的にはこういう紙メディアが持っていて、WEBメディアが持っていないもので「一覧性」ってのがあって、これはなかなか侮れない特質だと思う。視覚的に一瞬で全体の情報がおおまかに俯瞰できてそこから個人の興味のある細部に入るというのは、感覚だけど情報の取捨選択に安定感があるというか。

料理ブロガーをピックアップしてよく料理雑誌でも企画が組まれているけど、ブログで時系列で紹介されるアーカイブとしてのレシピより、やっぱり一覧性がある雑誌だと見開きでブロガー2人の料理対決3レシピてのが展開できるわけで、より読む側にとっては興味を引きやすいしね。

とつらつらと書きましたがそろそろ眠くなってきたのでおやすみなさい・・・。


llcafell at 01.30

Comments

ここに書かれていることすべてに激しく同感です。
私も全くこのテの雑誌見ないけど、
たまに歯医者の待合室なんかで手に取ると、
妙に熟読している自分に気付きます(笑)。

そして、webと雑誌の関係性や雑誌の優位性についても
全く同じ思いです。
ただ、これは今まで紙メディアで生きてきた、という経験のせいかも、と
思うことも。
もっともっと若い世代。ケータイが何より重要なメディア、という子たちからしたら、
違うのかもなあ、とも思います。


ワイン at 01.30*06:27 AM

ワインさん

確かに私たちは「紙と電波の世代」だよね〜
今、生まれたときからデジタルネットワークに囲まれて育ち、
デジタルのインフラが当たり前の世代・・・私たちの子どもの世代だと思うんだけど、
デジタル・ネイティブというそうです。
それに対して、努力してデジタルテクノロジーを取得し、デジタルネットワークを
積極的に自分に取り込んでいる人をデジタル・イミグラント(デジタル移民)と
言うんだそうな。

同じ紙メディアでも、本に一覧性はなくてどちらかといえば
情報の取得の流れは「線」でWEBと似ているかもね。
ただ、本は当然書いた作者が「俯瞰」して情報の統制をしているけど
WEBの情報収集は全体が見えないぶんだけ、取っていく情報は断片化していて
結局はまとまりや方向性のない場合って多い。
本で言えば著者の役割、雑誌で言えば編集者の役割って
当然ながらプロとして非常に重要なんだなあと。

WEBもインタラクティブであるとかコンシューマーの意見吸い上げとか
そういうところでは非常に優れたメディアであることには変わりないし、
そこをどう使っていくかってのがこの業界が模索してることだよなーと。
仕事・・・・について語ってしまいました。あははは。


llcafell at 01.30*10:42 AM
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