車で遅れないように早めに出ると、郊外から都心へ出る人は3連休は少ないらしくすーいすいと2時間前には到着。なので会場の裏手にある「大阪科学博物館」へ行ってきました。少しレトロだけれど十分子供たちが体験型の展示で宇宙やら磁力やら、電力やらで小一時間遊べました。そのあと友人一家と合流していざ鑑賞!
幻想的な演出、美しい生演奏の音楽に観客を飽きさせないテンポの良い場面の移り変わり。前回の「ドラリオン」はアジア色が濃かったけど、今回はトルコや中東の雰囲気がうまくミックスされた中に、演出はバロックの荘厳さが感じられるものでした。愛を表現する男女のダンスはあくまで体の筋肉を最大限に美しく見せ、空中ブランコや鉄棒のアクロバットは超人的で・・・でもどこか夢を見ているような感覚。子供たちも楽しんで観ていたけど、その幻想のかけらは心の中に残ってくれればいいなあ。ドル箱に成長したこのイベントに関してはCXのPRがあまりにも凄くてちょっと辟易していたけど、ショーそのものは本当に素晴らしかったです。
惜しむらくは余りにも素晴らしすぎて、「サーカス」の本来のイメージ・萩原朔太郎の「ゆあーんゆおーんゆあゆおん」的物悲しさがまったくなかったことぐらい。小さな大人も出演していたけれど、あくまでも幻想の世界の一員といて堂々と主役を張っていたしね。終わった後は近くのホテルの1階で友人家族とご飯を食べて帰りました。8時ぐらいに別れたのだけど、車の中でもうぐりぐらは沈没。目が疲れた?いつもも早いが今日はもっと落ちるのが早い気がするのですが。