去年も申し込んだけどはずれた「ファッション・カンタータ」。今年はぺらりと当選の葉書が。今までだったら私が友達を誘ってダンナが子供たちとお留守番パターンだったのだけれど、私の両親が近くにいることもあって久しぶりに夫婦で聞きに行ってきた。
でも、台風来襲の予報。雨の場合は次の日曜日に順延と葉書に書いていたけれど、次の日曜日のほうが逆に通過というタイミングで、確認の電話を入れると「決行します」とのコメント。ダンナと「これは会場が西本願寺の境内前にパイプ椅子を並べるはずだから、レインコートと透明傘必須だね」といいつつ用意していったらその通りに。一瞬空が明るくなったと思ったけれどかなりの雨量で、支給されたレインコートを頭からすっぽりと着て、膝には持ってきたレインコートをかけての鑑賞の始まり〜。とほほ。
でも、舞台は予想通り凄く良かった。西本願寺は親鸞750回大遠忌のため西本願寺は長い間修理をしていたのだけどそれもほとんど終わり。阿弥陀堂が幻想的にライトアップされてまずは雅楽。ひちりきや鉦の音が現実的な世界から一挙に引き離される感じ。それから京都の伝統の着物作家の新作が次々に。音楽がニューエイジ風な雰囲気の中暗いどっしりした建物に浮かび上がる美しい和服のモデル。杏がゲストモデルで出ていたけれどさすが旬のたおやかさ、存在感だった。そのあと中国のシンガーソングライターalanの二胡の響きが雨の中に流れそれからアナ・スイのファッションショーへ。グラマラスで装飾的なラインの服を着た東洋系モデルが次々にランウォークしてくる。アナの服は着物と同じくお寺によくマッチするなあ。最後は本人も杏と手をつないでランウェイに挨拶に出てきてびっくり。
そのあとは元ちとせと中孝介デュエット「お中元」。両方とも奄美出身の美しい歌声で「なごり雪」とJR九州新幹線CM曲「春の行人」を。こちらも素晴らしかった。ライティングで雨が金色の糸みたいに光る中で現実から離れた体験だったなあと。
しかし、さすがに土砂降りに近い雨の中1時間半は辛かった。。。これが気持ちいい5月の初夏の宵なら最高だったのになあ。まあお天気を恨んでもしょうがない事ではあるけれど。帰り道にダンナと飛び込みで入ったカウンターのもつ屋が凄く美味しくてあたり。テールの煮込みと筋肉の煮こみとおでんのみというメニューでダンナとビール3本飲んで教育談義なぞ。〆のテールスープが本当に美味しかったです。
私たちのところからすると京都は遠出なんだけど、JRに近いところに西本願寺があることもあり「凄く疲れた遠かった」という感じではなかったかな。来年もまた懲りずに申しこむぞ〜。
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