仕事忙しいなか無理やり調整して、国立国際美術館で開催されている「エル・グレコ展」を古くからのいつもの友人と見に行ってきた。会社近くなんだけど休みだから、昼から近くの「アリアラスカ・マーブルトレ」で赤ワイン1本頼んで近況&教育談義。久しぶりで話し込み過ぎて、夕方からのふたりの個人面談に間に合うように帰るには、鑑賞時間が1時間ちょっととなってしまいました。。。まあ、それもまた楽し。子供たちも高学年になってきて、メンタルサイドの育児や子供たちの個性を伸ばすには、みたいな話で盛り上がる。まだまだ子供の手は離れないなあ。。。まあ、それが楽しかったりするんだけど。
「エル・グレコ展」はもともと私が好きな画家ということもあり、NHKの「日曜日術館」で予習していたこともあって短い時間だけど楽しめました。私が学生のころ実家の部屋に飾っていたエル・グレコのポスター。父が展覧会に行って買ってきたのを額装していたものだけど、その絵に会えた。嬉しかった。「無限罪のお宿り」はあの不安げな黒の色調が螺旋を描いて上部に伸び上がるような躍動感を感じられた。素晴らしい体験。
でも、ナフタリンでできた日常品や、金木犀の葉脈を織り上げて大きな幕にしていた繊細な「宮永愛子」の展示も心にすっと入ってきた。繊細で儚げでありながらノスタルジックというか。きっとこういう経験に最近は飢えているんだなあ。我ながら。
個人面談は特に問題なくおしまい。帰るころには日がとっぷり暮れていました。