日曜日は、色々午前中に済ませて映画「ライフ・オブ・パイ」を観にいく。実母が珍しく「あのCMのトラの映画が見たい」とリクエストされ、親孝行もあるし私が見たいのもあるし。「アイスストーム」のアン・リー監督だからきっと繊細な心情の表現があるかなあと。
映画評やあらすじはあちこちにお任せするとして、なかなか深いストーリーのある「LIFE」といった感じだったな。異国の匂いや幻想的な自然、3Dで観て臨場感溢れる良い映画でした。子どもも飽きず観られたみたい。原作を読んでみたい。実はこの映画、最後にストーリーの妙で深い余韻を残す箇所があって、果たしてぐりぐらにそれが読み取れたか質問してみた。
ぐりはは「最後のお話が怖かった・・・」だったけど、ぐらはは「あれは○が●の例えで、●が△で・・・」とけっこういい線まで読み解いてた。最後に作者が意図していたところまでもう少し!惜しい!結構子どもっぽいぐらが、この映画の意味が分かるまで成長したのは、ひとえに「塾の国語でいろんな文章に大量に触れた」からだと思う。私自身は「小学校男子に江国香織なんてわかるはずなーい!」とか結構出典を見て楽しんでた。まあ、とにかくいろんなタイプの文章に触れて「これは何を表してる?」「これは何が言いたい?」と考えることを積み重ねてきた結果、この域に到達したんだろうなあ。そういう所が育ったのは受験して良かったかなあと。