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  2013-07-29 ‖Mon‖   

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  鴨川ラン+建仁寺+佐々木マキ

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朝、6時過ぎにごそごそ起き出し、着替えて6時半には宿からすぐの鴨川へ。ここの床の対岸で走っている人を見て「気持ち良さそうだなあ〜」と思っていたから楽しみに。ファンランということでのんびり北に向けて走り出す。三条→二条を過ぎたあたりから緑が多くなってきて気持ちいいランニングコースへ。5kmの半分で折り返しまたもとの場所に戻ってくるまででトータル5km40分、気持ちよかったし沢山の人が走っていたし、何より友人とときたま喋りながら走るのはあっという間に終わっちゃうね。

その後、近くのランステーション下のcafeで焼き茄子の冷製ポタージュやヘルシーな野菜カレーを食べつつゆっくりお喋りしてそこで解散。ここから滋賀金美の「佐々木マキ見本帖」のトークショーに参加するべく時間調整のためふらりとすぐ近くの建仁寺に行ってきたけれどとても良いお寺だった。天井を彩る双竜をじっくり眺め、美しい障子絵に入道雲に映える美しい石庭、楓の緑滴る庭を達磨の印象強い掛け軸の横で扇風機の風に吹かれながらぼんやり眺めたりする時間、ひとつのお寺でかなり堪能したな〜。

その後電車、バスを乗り継いで滋賀金美へ。時間にしたら30分強なんだけれど凄く最果てに来た感あり。緑の濃い文化ゾーンを歩いて久しぶりの美術館へ入った途端物凄い豪雨。トークショーが開かれるこじんまりしたホールの一番端に座って、雨の音を聞きつつゆったり話す佐々木さんの話を興味深く聞いているとあっという間に1時間過ぎました。展示も良くて「やっぱりおおかみ」のフル原画、「変なお茶会」の順繰りに刷っていく指示メモ、そしてカンガルー日和の表紙と中挿絵の原画。そしてガロのシュールすぎる心の深層にじわじわ来る漫画たち。もちろん図録と葉書と「おおかみ」と「羊男」のはんこまで買っちゃいました。

ああ、いい休日だった。家族に感謝しつつチャージした感が半端ない。次の日はぐらが3泊のキャンプから帰ってくるので、昼から大型プールに遊びにいくぐりとダンナを送り出しお留守番。ゆっくり過ごせて週末の小さな旅を反芻できました。さて、来週は夏の旅行。頑張って働こう。

  • 佐々木マキさん、デザイナーにならなかったのは広告代理店にペコペコしなくちゃならないシステムが合わないと思ったからか。そうなのか。 posted at 14:15:35
  • 自分の書いたイラストが印刷されて、全国に行き渡るのが素敵なことだと考えた。京都の美大で日本画専攻。受験の時は小学生の絵の具で描けばいいというのが良かった。 posted at 14:20:31
  • でも学校はつまらなかった。キュウリや庭のチューリップを描くなんて。1年で退学、漫画に専念することに。前衛的な漫画をガロに掲載… posted at 14:23:27
  • 朝日ジャーナルが漫画家を紹介して欲しいとやってきて、毎週の連載をすることに。神戸から東京へ。大変自信になった。でも自分の描く前衛的実験的な漫画に食傷気味になる。 posted at 14:28:13
  • これからは素朴で可愛らしいナンセンス漫画を描いていきたかったけれど、発表する媒体がない。絵本なら描けるんじゃないかと考えた。 posted at 14:30:54
  • 東京行きを渋ったら「女か。ふたりならコロッケを半分こして食べても楽しいよ」ガロの編集長が可愛がってくれた。 posted at 14:35:06
  • のんきさ、のびのびとしたユーモアを描きたかった。あと漫画の連載される紙と印刷が酷くて絵本の紙に憧れた。 posted at 14:39:11
  • やっぱりおおかみ誕生秘話キタ!漫画で描いていたオオカミが「いいね」と言われて彼を主人公にして描くことに。東京が嫌で生まれた神戸に帰りたかったけれど、絵本の編集者が来るには新幹線がなく、それなら京都がいいかなと。 posted at 14:42:52
  • 1973年「やっぱりおおかみ」誕生。描いたものを見てもらった。タイトルが決まらず喫茶店をハシゴしながら悩んでいろいろ考えた。最初「さびしいおおかみ」と提案したら却下された。 posted at 14:46:14
  • 絵本のことが分からないからこれで勉強しなさいと言われて渡されたのがモーリス・センダックの「まよなかのだいどころ」吹き出しコマ割りがあって、これなら漫画と一緒だと。 posted at 14:47:40
  • 福音館書店編集は「こういうえほんがあってもいい」営業は大反対で「これは子供達が協調性がなくなるのでは」と大揉め。 posted at 14:50:00
  • やっぱりおおかみの後は仕事があまりなく、理論社の小林氏から人の文章に挿絵をつける仕事を案内された。早稲田関係の童話作家たち。彼らは佐々木さんに描いてもらいたがってるけど断られることを怖がってるとアドバイスされる。そこから仕事が安定した。でもあまり好きではなかった。 posted at 14:55:56
  • 稲垣足穂…久しぶりに聞いた名前だなあ… posted at 14:57:24
  • 詩とメルヘン、原稿料が良かった。素人の投稿した詩に絵をつける。毎回が楽しみであり、詩を生かすため付かず離れずの感覚を培った。 posted at 15:00:13
  • 村上春樹の装丁の話へ。早稲田在学中に佐々木さん作のビートルズの解散のポスターをこっそり持って帰った。自分が小説家になったら佐々木マキさんに装丁を頼むと決めていたとエッセイにある。 posted at 15:02:40
  • 羊男。不思議な図書館の話。 posted at 15:03:50
  • 神保町の古本屋にアメリカのスタンプが押された詩集があった。アメリカの図書館から流れてきた本。エドワード・リアなど「理由なき笑い」という章立てがあることが印象深かった。不思議なユーモアに興味がありそれを絵本にしてみたかった。 posted at 15:09:57
  • ストレートなユーモアは自分にとって食い足りない感じ。ちょっと変なユーモアが良い。 posted at 15:11:13
  • 新作「へろへろおじさん」不条理なユーモアの物語をまとめられた。画期的な面白い試みだと思う。 posted at 15:12:45
  • 不条理だけど最後は少しの救いがある、らしいです。 posted at 15:14:53
  • 子供の頃は子供であるがための不条理を感じて生きていた。毎日天国と地獄をいったりきたり。子供であるというだけで不幸だった。大人対子供の不条理。体罰に対する絶望感。 posted at 15:17:51
  • 子供の不幸の最大の理由は「ひとりで生きていけないこと」だと思う。 posted at 15:19:17
  • 締め切りをきちんと守る作家さんだそうです。村上春樹に通じるね。 posted at 15:20:55
  • 以上、連続ツイート失礼しました。 posted at 15:22:37
  • さくっと「やっぱりおおかみ」「変なお茶会」原画見て、村上春樹装丁「カンガルー日和」「羊男のクリスマス」見てガロの前衛さシュールさに感嘆しつつ帰路。風の歌を聴け〜羊をめぐる冒険の原画見たかったなあ。 posted at 16:18:39
  • 未読なのもまとめて読みたくなってきた(^。^)a.excite.co.jp/News/review/20… posted at 16:28:13
  • おみやげはんこ。「け」の吹き出しはなしか〜 instagram.com/p/cRYRLWzCEC/ posted at 22:45:40
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  • 今日は娘は昼からダンナとプール三昧。私は息子がキャンプから帰ってくるから家でのんびり待機。夏の旅行準備もせねば〜 posted at 09:26:20
  • 小さな村の物語イタリア見てる。この空気感。のんびりが休日の朝に合ってる。 posted at 10:17:59
  • 息子の帰宅が夜になると判明、プール、娘に誘われるも屋外遊び中心暑いのヤダー( T_T) posted at 10:40:44
  • @bono_kichi なるほどー。確かに育ちの良さは外見や知識じゃなく所作に表れますよね… posted at 11:32:39
  • マイベスト佐々木マキ!昨日展覧会行ってきて久々に小5娘に読んであげた〜 "@ehon_mealbot: 月がのぼり 今年もその時が来た 岩山から 天然のココアがわく!ブラボー! とみんなが叫んだ そのココアの おいしかったこと (変なお茶会 佐々木マキ)" posted at 11:47:33
  • kamogawa20130728.jpgkamogawa20130728_2.jpgsasakimaki20130728.jpgsasakimaki20130728_2.jpg

    llcafell at 07.29

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