そして車で岡山の港から20分程度で直島の港に。旅行者は多くてフェリーは一杯。直射日光強くて暑い良く晴れた日。とりあえず2回訪れているけれど、今回は「直島を味わいつくす」予定でまずは「家プロジェクト」へ向かう。瀬戸内に船で出て島に到着するとどの島ものんびりとした雰囲気が漂う。「家プロジェクト」のある本町ものんびりした静かな集落でその間を沢山の旅行者がそぞろ歩きながら、あちこちに点在する家の展示をパスポートで巡る。着いた途端にジェームス・タレルの「南寺」は3時間待ち!整理券を取ってその間に他の展示を巡ってきた。あちこちに猫がのんびりと寝転がったり歩いていたり。塀に紐でちょっとしたアートが施されていたり、屋号プロジェクトといって各家の表札以外にも共通の表札があったり。これも共通っぽい涼しげな暖簾があちこちに飾られていたり。歩いて訪ねるのは建物の中の美術観賞とはまた違った楽しみだったかな。ぐりは暑さと展示の退屈さ(そりゃ、小学生だもんね)でちょっと拗ね気味でした。私の趣味につき合わせてご免なさい。。。
個人的にはやっぱり南寺と暗い日本家屋の池の水音の中で、デジタルの数字が点滅する「角屋」、それと滝の日本画が天井の高い古い民家内で流れ落ち、それをつやつやした床が反映するという「石橋」。そして日曜美術館で予習していた石棺の中に続くガラスのぽってりとした階段と切り取られた海の風景の「護国神社」が良かったです。ゆっくり雰囲気と余韻に浸りたかったけど、ぐりに気遣いさくさく回った。若いカップル、グループと年配の夫婦が多かったから、まだこういうのを楽しめる感受性が育つ前のぐりを連れてきたのは少し可哀相だったかなあ。小学校低学年までは、そういう自我もそれ程無くて楽しめていたけれどなあ。続く。
■家プロジェクト(直島:本町)
テロワール
アミューズ:チーズ入りシューと小さなアンチョビ入りクロワッサン・カリフラワーのムースオリーブオイルと共に 前菜:マナガツオのトマトソーズエスプーマ添え・鮎のムニエル旬の野菜添え スープ:大葉のヴィシソワーズ メイン(魚):鱸のポアレの野菜添え:(肉)国産牛頬肉の赤ワイン煮込み野菜添え プレデザート:カボスのシャーベット デザート:ティラミス カシューナッツソースとビネガーソース添えジャージー牛乳のアイスとともに