直島紀行:ベネッセミュージアムの宿泊
ベネッセアートサイトは、まだ昔々ぐりぐらがいなかった頃同じくミュージアムに泊まった事がある。今ほど知名度もなくて、美術館自体もこのベネッセのみ、なんだか島に渡っても人影もあまりなくわくわくした記憶がある。それから15年、あちこちに観光客が溢れて「アートを訪ねて島を巡る」旅は定着したんだろうね。
子どもたちも中学生、小学生高学年になったことだし人気というのもありで、半年前からダブルスタンバイでホテルを押さえて2週間前にスイートは解放。それでも瀬戸内が一望できる美術館の中からアクセスする部屋は20年経つとは思えないぐらい変わらず清潔でアートの香りを感じさせる無駄のない、くつろげる空間でした。トーマス・ルフの星雲のリトグラフが3枚(パークではフロント前に作品あり)、広いリビングにはソファがあってウェルカムドリンクでワイン白赤のミニボトルが。早速暮れて行く瀬戸内を見ながらベランダでワイン飲みましたよ。至福のリラックス〜。ぐりは美術館は好きではなくて、この広いホテルで兄の分までベッドダイブするのを楽しみにしてきたらしく、ダイブしまくってたな。
その後、ぐりを部屋に残して宿泊者のみが参加できるミュージアムのナイトツアーへ。ミュージアムとパークの両方に美術品があり、30分ぐらいで簡単な解説をしてくれるもの。楽しかったなあ。パークのほうは初めてで杉本博司のモノクローム写真と光の棺、レストランまで行くその道筋に美しい展示が。その後遅めのコースの夕食を取って帰ってくると、ベネッセミュージアムは人ひとりおらず、最初から最後まで贅沢な贅沢な私ひとりの貸切状態でブルース・ナウマンの「100生きて死ね」までゆっくり観賞。希望が叶いましたよ〜。しかし10年前にここの白い壁に蝶のような美しいインスタがあった記憶があるのだけど、それはどこにいったのかなあ。。。
そしてお酒もあって早めに就寝。朝5時半ぐらいに目を覚まして「ここで走らなくてどうする」と日の出前から野外アートを訪ねてゆったり走ってきました。それはまた作品の感想として別エントリで。
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