ということで、1日目はぐりの意向でCMバンバン関西でも打ってる「芝政ワールド」へ。スライダーが沢山のプールということで行ったらこの日から猛暑。ぐりはダンナに任せて「もうプールは飽きた」というぐらと「スライダーは無理」な私で時たま暑さしのぎに海沿いにある波プールや流れるプールに浸かりながら、文字通り「だべって」ました。突然海近くに芝生の丘陵地帯が出現してその中にプールという感じなので、芝生の上のパラソルの下は照り返しも少なく風も通るし気持ちいい。焼きそばやらたこ焼きやらビールやら調達してはゆっくり。しかし、3時過ぎる頃に仕事の大トラブル勃発。家族が他のサービスのゴーカートやらいろいろ遊んでいる間、私はスマホのメールと電話に張り付き、宿の温泉についても夕食食べていてもずっとやりとり・・・とほほほ。仕事あるあるといっても本当に今回はどんぴしゃで参りましたよ。とりあえず最終で調整折り合わず、週明けに別提案での収束は持ち越しで一段落させました。娘と温泉でしゃべりながら強制的にリセット。ああもったいない休日の時間なり。
次の日も暑い〜。ぐらが歴史的建造物で夏休みの宿題のレポート1本書かなくてはならないということで、宿の粟津温泉からすぐの「那谷寺」へ。暑い中苔蒸している立派な境内に入りひんやり感を楽しむ。このお寺は自然を信仰する寺で本尊が岩をくりぬいた洞窟に沿うようにお堂を立てて奉られていて、その洞窟に入り本尊をぐるりと回って胎内廻りと言うらしいです。切り立った岩の裂け目に石碑があったりいい感じでした。それでも暑すぎて出てすぐ抹茶ミルクのカキ氷食べちゃったけど。そして私が唯一「絶対外せない」と指定した金沢21世紀美術館へ。来訪はぐりぐらが小学校中学年ぐらいのスイミングプールの写真が残っているから5年ぶりぐらいかな。暑さから逃れるように中に入ると。。。
企画展はスイミングプールの「レアンドロ・エルリッヒ展」。これも楽しみにしていました。日常的で親しみやすいのに「あれっ」と思わせる新鮮さ。螺旋階段を上から見た作品や鏡が仕込まれている不思議な大きな鳥かご、鏡に映らないエレベーター。ガラスの中に浮いて配置されている弦楽器をこちらで弓を持って弾いてみる「リハーサル」などなど。子供たちも結構楽しめたんじゃないかなと。そしてコレクション展は「透過と反射」私の好きな宮永愛子の静かなナフタリンの椅子やオラファー・エリアソンの金属の宇宙船みたいな内部に入って宇宙的な感覚を体験したり。ガラスの作品で気泡が浮いている最初の作品は印象深かった。ヤノベケンジの宇宙船はぐらがその内容に興味を持って食いついてたのが意外だった。あとは中庭のワイングラスに潜っている小さなダイバーを建物の望遠鏡から見る作品とか。
長居して子供達が飽きてきたので、私だけ市民ギャラリーの花の壁とあちこち訪ねたジェームズ・タレルのブルー・プラネット・スカイをざっと急いで見て、図録を買い遅い昼食へ。ミュージアムショップで船越桂の所蔵があることをチェック。B級グルメのハントンオムライスを食べようと思いきや、店がなくて結局金沢カレーのGOGOカレーに。なんか講談社のジャンプと55周年でコラボしてるポスターを見て調べたら、もう全国区なんだねこのカレー。関西圏には京都しかないから知らなかったけれど。
そこから白山に入って山間部の宿について一段落。宿は白山に登る客のベースになるようなところで立派な杉林に面した露天風呂が風が吹いて半身浴がいい感じ。夕方夜とお湯もつるつるしていて気に入りました。明日はもう少し涼しければいいなあ。