息も絶え絶えに企画書を上げて昼に提出、ほっとしたのもつかの間次の仕事。もう雑誌だけではなくてフリーペーパーもネットもモバイルも総動員してやってます。良く言えばメディアプランナー、もとい何でも屋。
女子高生がよく見る媒体はテレビ以外にモバイルだよなあといろいろと勉強するべく、優秀な事例をどこかの本で読み、それを検索していたらまさにドンピシャでその事例を開発した会社のHPに辿り着く。ふむふむ。モバイルマーケティングかあ・・・確かにこれからは外せないよなあ、なんて思いつつ何気なくその会社の代表取締役のコメントのページを開いて驚いた。もと同僚。それも同じ部署の人だよ。
かれこれ10年前、同じ部署に東京から転勤してきたその同僚は一風変わったタイプだった。上司との折り合いや他の会社のメンバーとの折り合いも悪く、関西にいる時に退職してしまった。彼自体仕事ができないとかそういうのではなくて、いい意味で考え方の次元が違っていたという感じ。
しばらく忘れていたけれど、3年前の年末、突然ダンナ兄の口から「○○さんって知ってる?」と聞かれて驚いた。ダンナ兄は金融関係の仕事をしていて融資を担当していた時に、その同僚が会社を立ち上げる資金繰りを相談しにきたらしい。当然ダンナ兄の名字は私と同じ訳で、向こうから「△△さんって知ってますか?」と聞かれたそうな。まあそれほど沢山はない名字ということもあるけど。それでもかなりの偶然だ。
そして今、彼の事業は多分かなり大きく拡大するだろう、と思う。結局先見の明のある人だった訳だ。そしてその人を受け入れられなかったうちの会社は、旧来の思考回路に凝り固まった凡庸な会社だった訳ですね。優秀な企業たるもの違う考え方をする人を排除するのではなくて、共存を許すぐらいの度量がなければ先の一歩を踏めないんだろうなあ。なかなか難しいけどね。
ところで女子高生の人って、どんなサイト見るんですか?想像もつかないよ・・・かろうじて@コスメとかガールズウォーカーというサイトを検索で拾いだしたけど、このガールズウォーカーというケータイサイト、月間PV9億ですよ。9億。あまりに凄過ぎて日本の国家予算みたいに逆にピンとこないような。