私の実家へ。雨が降っているので家でのんびり。ぐらは私の父とポケモンの人形で遊び、ぐりは実家の2階をどたばたと探検したり、母に連れられて近所の母の友達にご挨拶に行っては何かしらもらってきたり。ダンナはビールをしこたま飲んで昼寝、私は本当に久しぶりに実家にあるピアノを触る。思い思いの過ごし方。
ピアノ。当然もう鍵盤を完全に離れて10年は経っている。楽譜を出してきて弾いているとそれでも指は覚えているんだね。正確なタッチや曲想には程遠いけど「悲愴」なんか弾いているとこう、楽器を弾く高揚みたいな感情が沸き上がってきた。それで初めて「ああ、餓えていたんだなあ・・・」と思う。日常の生活にそういう感情を昇華するためのシステムが欠けている。何か習いたいなあ、そういう手段を。
夕方近くになりさすがに子どもたちの間が持たなくなり近場へ買い物へ。ぐりぐらお菓子売り場に突進、そう、いま「ポケモンキッズアドバンス9」の食玩が4月末に新たに売り場に出ているから。おばあちゃんの「いいよいいよ買いなさいよ」という言葉に次々箱をチェックして籠に放り込んでいくぐら、その数7つ・・・買い過ぎっ!!注意しようとすると母、「いいじゃないひとつ100円ぐらいなもんなんだし・・・」いや、そうじゃなくて、我慢を覚えるべく、うちの掟は週末につきひとつなんだけどなあ。まあ「おばあちゃんは無条件に甘やかせてくれる」という存在で残しておいてもいいかなとも思い直し渋々許す。ぐり、箱を二つ握っていて「お兄ちゃんあんなに買ってるからもうひとつぐりもいいよ〜」とこちらも兄妹のバランスをとるべく渋々提案すると、ぐり「これだけでいい〜」ときっぱり。お嬢さん、「足るを知る」とは賢いじゃないかっ!しかし子どもの「欲」ってのはありすぎても困るし無さ過ぎても困るし。いや物欲は少ないに越したことはないけど。扱いが難しいものです。
母と一緒に久しぶりに母の日のプレゼントを選んだ。ペリドットのネックレス。気に入って着けてくれればいいけどな。そしてぐらの所有するポケモンキッズの食玩、その数44個!まだまだ収集熱はさめやらぬ様子。まあ数の半分ぐらいはうちの母の「ボーナス加算」だけどね。名前もほぼ完璧に記憶していて、ぐらを先生にぐりと私で「名前当てクイズ」をしたらぐりに私が負けた・・・。子どもは単純な関連性のない記憶もすんなり取り込めるんだなあと、改めて自分の脳性能の硬直化を感じる休日。しかし流れでポケットモンスターのアニメもビデオとかでちらちら見るんだけど、ありゃ物語としては成り立ってないよなあ。完全にゲームから起こしたというのが見え過ぎ。ストーリー性ははっきり言ってお粗末。てなところはちょっとは危惧を感じてレンタルビデオで借りるカップリングはほぼ必ず「日本昔ばなし」なんだけど、親の自己満足で終わっているかも。ま、トーマスと一緒で年齢的な一過性のマイブーム(死語)なんだろうし、そのうちぐらが飽きたらオークションで売ってやるぞ〜〜〜〜!