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  2006-09-06 ‖Wed‖   

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  衝突

ファミサポさんが家庭の事情で今月中に終了してしてしまうため、その代替を急遽探さなくてはならない。この話をダンナに振るのは憂鬱だなあ・・・と思いながら帰宅した。当然この気持ちには訳があって、もともとダンナは子どもを両親が働きながら育てることには否定的な人。それだけ子どもを大切にしたいという思いが強い真面目人間。そこをじりじりと今の状態まで私が持ってきたんだけど、その局面局面ですべて歓迎ムードだった訳じゃない。

案の定、「シッターさんを探したい」という私の発言に「これからぐらが小学生になるんだから、やっぱり家にいてあげたほうがいいんじゃないか?どうにかやっていけるというのは親のひとりよがりじゃないか?誰もいない家に帰ってきて子どもは寂しい思いをするんじゃないか?その記憶を抱えて大きくなるというのは親の義務放棄じゃないか?」という応酬。ふたりとも喧嘩を好まず淡々とやりとりするのだけどどうも溝は埋まらない。まあダンナのいうことも十分に理解できる。それは私の心の声の一部だったりするから。

ただひっかかった台詞があって、それは「俺はそう思うから、シッターさんに預けるぐらいなら5時に帰ってきて子どもを迎えに行くことはする。でもその場合仕事での昇進はない」と言い放ったこと。それは「もしそうなって昇進ルートを外れるのは私が譲歩しないせいだ」という意味含み・・・働く母親はそこまで言われなきゃならないのだろうか。こんな台詞に甘んじて自分を責めるのは当然なんだろうか・・・いや違う。

奥さんを亡くし育児をすべて自分で引き受けながら、某大企業の取締役になった人の記事を雑誌で読んだことがある。同じ大学を出て同じように就職をしても、子どもを産み育児をすることによってすでに私は、世の中のワーキングマザー達はその「正規ルートを外れた」状態になって、それをキャッチアップすべく日々葛藤と努力のせめぎ合いの日々を送っている。女達にとってはその負荷はあたりまえなんだよ。それをさも自分がそれをすることによって偉い、それをさせる妻は酷いという論理にすり替えるなよ。母親達はそんなこと、同じく親として等しい責任を持つ父親達に言ってきただろうか?いや言っていないはず。言わずに吸収して自分の伴侶への不信感を胸にじっと石になる。

良く子どもを預けて働くことにちょっと否定的なことを言う人たち(♂)にいう台詞だけど、「もし自分の娘が働いて子どもを産んで働き続けたいと言ったとき、きっと全面バックアップしますよね。でも奥さんにそれをなぜしないんですか?」。当然うちのダンナの考え方に賛同する母親も多いと思う。先に書いたが私もそう思うところもある。でもそれは考え方のひとつであって、ただひとつの育児の正解ではない。平日は朝1時間、夜3時間弱の短い接する時間の中で、話しかけ笑い読み聞かせをし・・・そんな私の育児だって否定されるものじゃないよな、と自分で自分に言い聞かせる。

という訳でとことん突き詰めて結論を出さないまま(ここがうちの夫婦の悪いところなのだけど)、話題も変わり今現在に至ります。書いたことを後で読んだらきっと「・・・」となると思うのだけど、記録のために。


llcafell at 09.06

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Comments

シッター、近くに住んでいたら立候補するけどな〜。
いや、cafe家からNG出されるか?!(笑)

人生も、パートナーとの関係も、子供との関係も先は長いからね。
議論に勝つことが目的ではないから、突き詰める必要はないと思うけど、
互いに歩み寄れる範囲にすりあわせが出来ると良いね。
家族みんなのハッピーのためにね。


こぅ at 09.07*12:43 AM

私も、近ければ、シッター立候補するのに^^
子育ては、女性の仕事というのが、若い男性にも多かれ少なかれ
刷り込まれているのかもしれません。残念ですが...
ご主人は、うちから比べたら(笑)すごく協力的だと思いますが
昇進云々...を言われたらつらいですね。
何も出来ませんが、応援していますので。
体調だけは気をつけて下さいね。


Kanko at 09.07*10:07 AM

>こうさん

あー近かったら破格の時給でお願いするのに!(笑)
ねえねえ、そういう保育+αのサービスを提供できる小学生ぐらいからの
サービス立ち上げない?今日の朝もつらつら考えてたんだけど、αってのは
単にお稽古ごと、とか勉強、とかじゃなくてね。うまくいえないんだけど
トータルな人間性を損なうことなく延ばせる保育というか、なんというか。
ぜーったい需要あると思う。考えはまとまらないのですが。

1日置いて日記読み返してみると、憤ってますね。
言うとおり単に自分の考えを押し付けあうだけではなく、次なるステージへ向けての
交渉開始という感じでぼちぼちやります。

>Kankoさん
Kankoさんもありがとうございます。Kankoさんの日記を拝見していると是非是非
お願いしたいな〜なんて思っちゃいます。(^^)

やっぱり、私はパートナーに望みすぎなんでしょうか。そういう考えもやはりあったりして
自分の昨日の素直な憤りは収束してしまうわけです。だから怒っているうちに記録で
書いちゃえと。まあ、でもこういうことでもないと本音の見えない夫婦なので(笑)
前向きに進めることにしますね。


llcafell at 09.07*11:29 AM

ひゃーー!
いつもカフェさんのダンナさんが、女性が仕事をしていく上での育児に協力的なのをうらやましく思っていたので、元々はそんな考えの方だったとはビックリです。。。
そういう思想が根底にあるのは辛いなぁ・・・。
ダンナさんの言うことを100%否定できないのは、働く母親全員の心のどこかにある後ろめたさだよね。。。
でも、私が知っている中でも、出産後も仕事を諦めずがんばってる数少ないママの一人であるカフェさん、何とかがんばって欲しいです!


もりもり at 09.07*12:04 PM

私も、カフェだんなさんが元々はそういう考えの人だと始めて知ってびっくり。
もしかしてダンナさまのお母さんは専業主婦だったのかな?(やっぱり自分の
母親の影響は大きいみたいだよね)
いや、でもそのダンナさんの発言(5時に帰ってきてお迎えに行く)が、カフェ
さんへのプレッシャーや嫌味の意味でなく、本心であればそれもアリかな、
と思うよ。(でも、カフェさんが憤っているところを見るとプレッシャーなのかしら)
実は、家でもつい先日同じような議論をしたんだけど、その結論としては、
やっぱり今の世の中は女性が仕事をしながら子育てをすることには、だいぶ
理解や制度が出来てきているけど、男性が仕事をしながら育児をすることに
対しては、まだまだ理解がないよね、という結論デシタ。
ちなみにこの議論も、来春に切れる私の時短勤務に対して、ダンナの会社
は子供が小学3年生になるまで時短が取れるので(父母ともに)、わたしが
「来春からはあなたが時短を取ってよ。」といったことに対して、家のダンナも
カフェだんなさまと同じような反応をしたことから起きたのでした。
やっぱり子供の小学校入学って、働くハハにとっては一番のハードルかも...。
誰もいない家から登校して誰もいない家に帰る、というのはどうしてもかわいそう
だと思ってしまうので、家もファミサポを探すことになりそうだよん。
幸い、家のダンナは子供は絶対に親が面倒を見るべき、という考えではない
ので、その辺は問題なさそうだけど...。むしろ、色んな人の愛を受けられて
メリットな部分も多いとおもうんだけどなぁ。>保育園やファミサポ
カフェさん家も、お互いに納得できる範囲に歩み寄れるとことを祈ってマス。
カフェさんは私の心の励みなんだから、仕事、辞めないでね〜。


amico at 09.07*12:46 PM

>私はパートナーに望みすぎなんでしょうか。

そんなことないですよ^^
だって、子育てしているcafeさんも、仕事バリバリこなしているcafeさんも
どちらも同じcafeさんなんですから。旦那さんにそこを理解して欲しいです。
せっかくここまで続けてきたんですもの。

私も実は再就職をと考えているんですが、年齢的なもの、あとはやはり
母親としての子育て...そして女性と、色々クリアーしなければならない
問題が山積み(^^;)cafeさんみたいに仕事を続けて、スキルを身に
つければよかったなと後悔しています。


Kanko at 09.07*12:51 PM

文字から湯気立ってますね(笑)。
でも、その感覚思い出しました。
私が一人目を産んで続けるか否かで悶々としていた時、
同じようにダンナと衝突して、うちの場合、カフェさんとこみたいに
冷静に議論しないので、私のは蒸気機関車並みだったけど・・・・(笑)。
そして、その時、うちのダンナがほぼ同じようなこと言ったのよねえ。
出世はあきらめろ論を持ち出されちゃいました。
読んでて、うわ、男の人っておんなじこと言うんだあ、と思ってしまいました。
あの時、私は「じゃ、私が辞めたら、あなたホントに出世するわけ!?」と
内心思っていましたが・・・・。
でも、夫婦間の溝って妻が仕事をしているしていないに関わらず、
深まったり、狭まったりするもののような?
それと向き合うのって実は仕事や育児よりもかえって複雑で難しいのかも・・・。


ワイン at 09.07*12:54 PM

>もりもりさん

いや〜ここではけっこう好意的に書いてますがね。
だいたいルーティン家事は洗濯するのも干すのもごはん作るのも私ですからねっ!!(笑)
最近、お風呂を入れるのも自分が先に帰っていると先にさっさと入っちゃうので
「それさえしないんじゃ、専業主婦の夫以下じゃん〜」と思っていたところ。

でも日用品をチェックして買い置きしたり、朝ごはんの準備をしたり・・・なんてところは
完全に私が手が回らないということで放棄してるのであまり強くは言えませんです。
うん、「人の手を借りてみんなで育てる」ことがいいと思える私と、「親が全ての責任を
担わなきゃ・・・」というダンナには越えられないところはあるかもね〜
まあ、でもまったく同じ思想ってのも人間関係の醍醐味ないので、ぼちぼち結論だしますわ〜

>amicoさん
ダンナ母は専業主婦ではないのだけど、小さいときは一緒にいてあげなきゃ・・・という
思想の人で、ダンナはダンナ兄が体が弱くて通院のため一時保育園に入れられていた
記憶があるんだよ。これが彼には「寂しかった思い出」らしく、
そこがネックなんだと思うんだよね。

確かに、うちのダンナの業種はまだいろいろ一般に比べたらやりやすいとは思う。
でも男の人はまだまだだよね。本人の意識よりも働くために所属する場所という意味で。
でも、やっぱりダンナの言うことも分かる。誰もいない家に帰らせるってのがどれほどの
寂しさを与えちゃうか・・・てなところは特に。
でもね。180度転換して、「私はじゃあ家にいるから、3年後再びなんらかの形で
社会に関わる時には、家事育児完全分担!」って言えばそれは飲みそうな(笑)
自分のほうにもあまり固執せずにフレキシブルな能力が欲しいとこです。

この後レスは打ち合わせ後なので家からになると思います〜ごめんなさい〜


llcafell at 09.07*01:25 PM

>Kankoさん

理解して欲しい、というより尊重して欲しいかもなあ。個々の人間として。
その考えがあるならばきっと自分の考えの押し付けあいにはならないと思っています。

ほんとうに、女ってしがらみなくシンプルに生きるのは難しいですね〜。まあそれを
楽しんでやっていかなきゃなあ、ぐらいの気持ちがいいのかもしれませんね。
Kankoさんも頑張ってくださいね。あ、私はスキルらしいスキルってないですよ(^^)
基本は間に挟まれてなんぼの業界なので・・・

>ワインさん
うーん、ワインダンナさんとうちダンナは、多分出身大学の傾向として出世の可能性を
捨てきれないのでは・・・なんて思うんだけどどうですかねえ。そんなの過去のものなのに
その呪縛があるというかね。
私もワインさんと同じく「じゃ、ここで私がやめても、これからポストも少なくなるんだし
それ程出世なんてできないんじゃないかな〜」と脳内でつっこんでました。
夫婦は確かに長くやっていると「近くなったり遠くなったり」はするよね。それもそんなもんだ
と受け入れちゃってますけど、やはり放置はまずいかな・・・。


llcafell at 09.08*12:20 PM

こんばんは。事業立ち上げるならいっちょ噛みたいな(笑)。マーケティング担当でどう?私もcafeさん同様、親族系の助けを物理的に期待できないこともあり、気が早いと言われそうだけど保育園についてリサーチを始めています。まあ今の余裕のない精神状態では、まともな判断ができそうにないようにも思うのだけど、何もしないよりは良いかな、と。
で、神戸の住吉なのですが、こんな学童がありましたよ。ネーミングの通り、働くママのよりどころとなるべく考えられてるシステムだなあと思いました。お願いして見学させてもらおうかな?一応情報まで。
http://www.nespla.jp/edu/index.htm


piano at 09.09*12:11 AM

Cafeさんの夫さんとのコミュニケーション術に脱帽です。
だから、「うらやまし〜と思う協力的な夫さん」があるわけですよね。

ウチの夫は、自営業の父と公務員の母、そして近所の親戚達に育てられました。
彼の考えは、やはり自分の環境がベースになっているので、
自分は大黒柱で仕事メイン、妻が働くのは大賛成だけれど家事・育児もできる程度。
でも、近所に親や親戚がにない以上、信頼できる他人の力を借りることも○。
まあ、私さえ上手くやれば、どうとでもできる自由さはありますが、
もっと主体的に家事・育児に係わって欲しいという希望や不満は常にあります(笑)

娘も来年小学生なので、私もいろいろ考えてしまいます。
Cafeさんがご近所だったら、是非プロジェクトに参画したいのに、残念。
いま漠然と思っているのは、近所の考え方が近い働くママとチームを組めないかな、と。
週1日はコミットして、チームの子供もまとめて面倒をみる。
娘1人の宿題の面倒をみるよりも、友達がいた方がキリキリしなそう(笑)
ただ、みんな働くママだと、スケジュールあわせが厳しいかな。。。
Cafeさんのプロジェクトも楽しみにしています♪


zuboo at 09.09*06:10 AM

>pianoさん
ね、懐かしいなあ〜私もぐらの育児休暇中にはかなりリサーチしたよ〜。でもその頃から数年でだいぶん働きながら子どもを育てるための、いろいろなサービスは増えてるような気がするなあ。この学童、まさに私が望んでいる形態だね。こういう所の近くに引っ越すってのもひとつの手かもなあ。学区いいところだし。

ね、必要とされているサービス、どうにか形にできないかなあと思ってます。

>zobooさん
いや〜コミュニケーション術なんてないですよ〜!
エントリーではダンナの生い立ちでの働きながらの育児に関してのマイナス面を書きましたが、
彼がここまで育児に介入するのには、やはり彼の生い立ちがあるようです。というのは
ダンナ父、とてもいい人なのだけどやはり高度成長期のあたりまえというか、育児にはノータッチ、
休みにもたいしていろいろ連れて行ってもらえず寂しかった、みたいな。
だからそれを反面教師として今いろいろと子どものために身を投じている感じですね。

zobooさんの考えていること、私も似たこと考えてますよ〜。私が考える一番いい形態っていうのは、同じような年まわりで子どもの数も似たり寄ったり、同じ保育園で住む所も近い家族3組ぐらいがユニットになって順繰りで夕食を食べさせ8時過ぎぐらいまで面倒を見るという感じですかね。このくらいの人数だと子どもも場所的にも環境的にも落ち着くだろうし、母親はこれだと3日に1回だけ定時帰り、あとは残業も出来るし、ダンナがそのぐらいに帰ってくればそこのおうちに迎えに行ってもらいお風呂で寝付かせておしまい。。。だと母親はもっと残業できるという感じかなあ。これは多分、形態としては簡単なんだろうけど母親の働く意識・子どもへの向き合いとか、ある程度揃っていることが前提かも。そういうメンバーを見つけるのって案外難しくありませんか?
プロジェクト、始動させてみようかな・・・仕事より地域還元的で仕事として楽しそうかも。


llcafell at 09.10*03:10 PM
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