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              2003-04-29 ‖Tue‖   

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  久しぶりの美術館

子どもが出来てからとんとご無沙汰だった美術館、今だってできれば子連れでは敬遠したいスポットだ。ぐりぐらが生まれる以前には、割に好きでやれ京都近代美術館だなんだと企画展があるたびにマメに行ってたし、海外に旅行に行けばそれこそどっぷりと楽しんだものだったなあ。でもそれはあの美術館独特の静けさと自分の世界に没頭できる雰囲気があればこそ。2歳0歳連れではそんなものどっかに吹き飛んでしまうぜ〜。

ボスのグロテスクな絵を暗がりで見たぐら、「こわい〜」そりゃそうだ
で、病み上がりぐりを気遣って入ったくだんの美術館。結果としては予想に反してとても楽しめた!まず、入館料が高いだけあって人が少ない。で建物が広くてハイセンスで綺麗。ここは時代を追って各国の有名な絵画を陶板に焼き付けて展示してあるいわゆるものすごく精巧なフェイクのものばかりを展示しているのだけど、日本の企画展示のように人でごったがえさず、かつルートの作りがとてもいい。NYのメトロポリタンみたいな感じ。絵を見せるための雰囲気作りも関西圏の大手美術館よりもうまいんじゃないかと思うぐらい。

「ここにりんごが・・・」まじめに聞いているぐら
で、揺られているうちに早々に寝てくれたぐりをバギーで連れて行きながら、たくさんの名画の間を散歩という感じで見てまわる。ぐらにとってはたくさんのお絵かきのある入り組んだ迷路みたいなもので、キャッキャッと興奮して走るけどそれが目立たない、親が気にならないほど広くて人がいない。かなり楽しめました。とはいっても暗い部屋もたくさんあってぐらは「こわい〜」とか言ってたけど。

今はまだ集中力が続かないから駄目だけど、もう少し大きくなってきたらこういうところに何回も連れてきて見せてあげるのもいいかな。もちろんホンモノがいいんだけど、企画展であまりの人出にどっと疲れるのも本末転倒だし、もちろん海外なんてそうそう連れてはいけないだろうし。ダンナにそういうと「でもな〜骨董屋の教育って・・・」と言うから話を聞いていると骨董屋はまずはじめの教育として「ホンモノ」しか見せないんだそうだ。そうすればおのずと「贋物」が見たときに分かるようになるんだってさ。でも、私たち一般人は「ホンモノ」「贋物」より見る楽しさとか感動のほうが大事じゃないのかな、そりゃそうだとかいう話に落ち着いたけれど。

ま、私とダンナはまあまあ楽しめたけどぐりぐらは最後のほうは集中力が続きませんでした。でもそういう時にちょっと休める野外庭園があちこちにあって助かりましたデス。

 llcafell at 04.29 
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