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  2008-12-09 ‖Tue‖   

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  世界の終わり

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「世界の終わり」と言えば「ハードボイルドワンダーランド」だけど、今回図書館で借りた歌野昌午の「世界の終わり、あるいは始まり」を読む。久しぶりのハードカバー読了。図書館の書架でいつもこの作者のところで立ち止まってしまう。いつも「葉桜の季節に君を想うということ」「ジェシカの駆け抜けた7年間について」という題名が目に入る。特に「葉桜・・・」の題名の印象が非常に強い。吸引力のある題名だと思う。それ以外は作者についてまったく知らない状態だったけど今回借りたもの。非常に奇妙な展開の小説だけど、前半がかなり戦慄を覚える展開。問題のないよく出来る小学生の息子が実は殺人鬼だったら、父親はどうするかという妄想が次から次へと展開されていく。その中で試されるのは父親としてというより、弱い人間としての性かなあという感想。当然そんな現実はないんだろうけれど、それでもいろいろ考えさせられた本だった。

さーて今日はトリプルのところをどうにかやりくりして、前半某雑誌社広告賞パーティ、それからスポンサー出席の忘年会へ行く予定を組んでいた。けれどもこういう時に限ってダンナの仕事がにっちもさっちもいかなくなり、結局私が何もかもキャンセルして家に戻る羽目に。ふうう。まあ、数年前と違って「忘年会」や「パーティ」に出る出ないが仕事に影響するという幻想からはふっきれているので、あっさりと予定を変更できるようになったけれどそれでも代替の方法がないのは辛いなあ。小学生がいる今、親に預けっぱなしというのも出来ないし、いまさらシッターさんに家に来てもらい寝るまでの世話をお願いするというのもなんとなくやり辛い。夫婦ふたりでやりくりしなければならないんだから、小さい頃から週1は寝るまでシッターさんとか習慣づけをしておけば良かったかなあとも思う。まだまだ続くよWMの葛藤。

疲れて家に戻ると、今日はシッターさんに送ってもらってぐりぐらがお出迎え。3人でカレーを食べつつ保育園や学校の出来事のおしゃべりをしていると気分がほぐれてきた。ぐらは音楽に目覚めたらしく、担任の先生をいろいろしゃべっては「先生はルロイ・アンダーソンが好きなんやって。お母さん知ってる?」とか「ショパンあったらかけて」「モーツアルトは?」とか聞いてくるので、今日は珍しくクラシックのCDを引っ張り出してきて子供も知ってるような旋律のものをかけてみる。久しぶりに聞くとやっぱりいいなあクラシック。ぐりぐらは9時には就寝、その後はダンナが戻るまで年末までのTodolistの整理や雑誌を見たり、なんとなく久しぶりに気分ものんびりの時間。

といった終わり良ければすべて良しの日がそろそろ終わります。最後にニュースチェックしていたら、「ノンタン」の作者キヨノサチコさんが脳腫瘍で6月に60歳で亡くなっていたという訃報が。ノンタンにはお世話になったなあという感慨と、そして自分ももう人生は折り返しを過ぎたんだという想いが(悲観的ではなく)ふとよぎる。でも、明日も頑張ろう。


llcafell at 12.09

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