保育園入所の準備をしようと新聞折り込みのチラシを見たら、あちこちで「入園・入学バーゲン」が繰り広げられていた。
確かに私のまわりでも保育園幼稚園グッズ「セット売り」してるところが多い。ぐらの復帰時期の時は、私もそういう自分の好みにあった既製品を探してあちこちにショッピングに行ったもんだなあ。でも今回は違う、けっこうミシンをフル回転させた。このミシンだって乗り気ではない私に「絶対必要だから」と母が持たせてくれたもの。ここまで役に立つとはそのときは思わなかったなあ。心境の変化を説明すると「あちこち買い物にいって探しまわる面倒>作る面倒」といったところか。
でも、これは本当に趣味の一環に近い。自分の好みのものが既製品でないから作っちゃうというある意味エゴの押し付け。だから個人的には「手作りするほうが愛情が伝わる」「手作りするお母さん、えらい」なんてまったく思わない。既製品で私の好みにあうものがすぐに手近にあれば、私だって作らないもんなあ。
ぐら、最近朝掃除してたら「ぐらもおそうじするの」「じゃあ、廊下に掃除機(コードレス簡易ほうき)かけてね」というと嬉々としてかけてくれる。ぐらがおもちゃで遊んでいるのでやってしまうと「ぐらおそうじしたかった〜ほこりきれいきれいしたかった〜」と泣き顔。おまけに今日は私がベランダに出て洗濯物を干していたら「はい、はい」とハンガーを一つ一つ渡してくれる。
いやいや、なかなか立派な男に育ってるじゃないか〜。三つ子の魂百までに期待しよっと。
先日大学の友人たちと後2週間で赤ちゃんが生まれる予定の友達宅で集合した。いや〜臨月の彼女、やっぱり妊婦の表情ってこう、美しいよなあ・・・と思わせる落ち着いた幸せに言葉どおり溢れている。初めての赤ちゃんを迎える時はゆったり思いを馳せる時間が十分になるからまた特別なんだろう。しかし私もこういうゆったりとした表情を2年半前は果たしてしてたのかどうかはわかんないけど。
私はぐりを連れて行ったけどマンションは静けさに満ちていた。というのは二人の子どもを置いてきた子、結婚して子供はいない子、そして私とホステス役の臨月の彼女だけだったから。子どもがたくさんいるところ特有の空気まで渦を巻いているような雰囲気は皆無。ゆっくりと座りつつワインとチーズなぞ用意してもらって話に花が咲く。静かなギター音楽が染み入ってくる感じ。
こういう静けさ、最近無縁だよなあ。最近ぐりぐらと一緒に毎日添い寝パターンが定着してるから夜ひとりで音楽を聞くってこともない。懐かしい感じ。私の生活なんて「生活感」にどっぷり浸かりすぎているぐらい浸かっているもんなあ・・・。
まあ、それはそれでいいんだけどね。でもとても気晴らしになったのは事実。